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「Aちゃん誕生日おめでとー!」
ケーキを持って出てくる大介
そして、少し焦っていたAが今の状況を理解して
目に涙が浮かんでいた
「うわ!聞いてないよー!凌くんも知ってたの?」
そう言って俺を見るA
『俺らが企画したんだから、あたりまえやん』
「じゃあ、今日お誕生日を迎えたAさん。一言どうぞ!」
大介がAを指名する
「え!えっと…皆さん祝って頂いてありがとうございます!今日誕生日を迎えたAです。
いきなりで何にも考えていないかったんですけど…
まさか舞台上で祝ってもらえるなんて……」
そう言って一度言葉を止めるA
少し間を置いてから震えた声で
「……ミュージカル薄桜鬼という作品は私にとって原点なんです。この作品が無かったら、私は女優を目指していなかったです。
そんな意味のあるこの舞台で、皆さんにお祝いしてもらえて本当に幸せです。本当にありがとうございました!」
深々とお辞儀をするA
俺もAにとって意味のあるこの舞台で祝えて幸せだよ
キャストのみんなからもお客さんからも大きな拍手をもらって
さらに涙が溢れるA
「大にゃんが途中で居なくなるから、すごい焦ったのにー!演技だったんだー」
「ごめんねー!ビックリしたでしょー」
大介がAの頭をポンポンと撫でる
客席から黄色い歓声が聞こえる
「きゃー、沖田さん‼……って言うか、みなさんは、何故知ってたんですか?」
そう言って、Aが客席に質問する
「入口の前に張り紙がしてあるんだよ。あとスタッフからも説明があったらしい。カーテンコール中に照明が消える演出があるって」
純矢くんが説明する
「うわー、なんかすみません。自分のためにそこまでしてくれていたなんて……」
「記念撮影しちゃう?」
勝吾くんがカメラを構えたスタッフさんを見て言う
「じゃあ、お客さんと一緒に撮ってもらおう。皆さーんいいですかー?」
広くんがお客さんに許可をとる
みんなからいいよーと声が返ってくる
『誰かのブログに載ると思うので、自分がどこにいるか探してみてください』
俺がそう言うと、お客さんが黄色い声をあげる
「じゃあ、撮りますよー」
みんなでカメラにポーズをとる
3、4枚撮って、スタッフがOKを出したので
改めて、みんなで舞台上に並び挨拶をする
お客さんから温かい拍手をもらって、舞台の幕が下りた
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ヲタギュ(プロフ) - きなこさん» コメントありがとうございます!みなさんにコメントしてもらえると、頑張れます!完結まで長くなると思いますが、お付き合いお願いします! (2015年2月16日 15時) (レス) id: 7e3722fa33 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - 初めまして!!薄ミュと凌くんの夢小説、数少ないので、かなり楽しませて頂いてます!とっても面白いです!執筆大変だとは思いますが、更新楽しみにしてます!!頑張ってください!!! (2015年2月15日 19時) (レス) id: a7f56016b2 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタギュ(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます!凌くんの夢小説って少ないですよね。面白いって言ってもらえるだけで、本当に頑張れます!ありがとうございます! (2015年2月11日 0時) (レス) id: 7e3722fa33 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 初めまして!あまりない凌くんの夢小説の中でこの作品はとても面白くて、毎回毎回更新を楽しみしております。無理をせずこれからも更新頑張ってください!! (2015年2月10日 0時) (レス) id: 256bec660e (このIDを非表示/違反報告)
ヲタギュ(プロフ) - くまさんさん» コメントありがとうございます!幼馴染っていいですよね!参考にさせていただきます。 (2015年2月8日 7時) (レス) id: f45a41061d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヲタギュ | 作成日時:2015年1月5日 21時