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【daisuke side】
「だいすけーちょっとええか?」
音楽を聴きながら、台本の読み直しをしていると
凌が俺の前に立っていた
『ん?どーしたの?凌ちゃん。あれ?着替えた?』
練習着じゃなくなってる
「おお、今から健斗くんと撮影あんの」
『そう言えば、健斗くんも言ってたなー』
そっか、凌と健斗くん行っちゃうのかー
「さっきさ、Aから聞いたんだけど....」
凌が言いづらそうに口を閉じた
『ああ、Aちゃん言っちゃったのね。』
やっぱり、Aちゃんは凌ちゃんに相談すると思ってたよ。
軽く息を吐くと、ため息と勘違いしたのか
「あ、違うんだ。Aはお前のこと心配して、俺に言ったんだ。だから...その....」
俺がAちゃんに対して悪い風に捉えたと思ったのか
必死に弁明する凌ちゃん。俺がAちゃんのことそんな風に思う訳ないのに
どーしよ、笑える
『ははっ』
「...なに笑ってんの?」
不思議そうに首を傾ける凌ちゃん
『なんか凌ちゃん見てると安心するわ』
「は、どーゆう意味だよ?」
『凌くんの言いたいことは分かってるよ』
「えっ?」
『Aちゃんもみんなも心配してるのは気付いてるよ。』
凌が驚いた顔をした
『分かってるんだけどね。でも、斎藤編で頑張ってた凌ちゃんのことすごいって思ってたし、それと同じくらい負けたくないって思っちゃったんだよね。』
「大介、お前『けどさ、今日Aちゃんがさ俺が沖田で良かったって言ってくれたんだよね。子犬みたいな目で』」
笑いながら言うと、凌ちゃんが安心したように息を吐いた
「Aなりの励まし方だろ?自信持てって」
『うん。可愛い妹にあんな風に言われたら自信もついちゃうよ(笑)』
「そっか。Aが力になれなかったって落ち込んでたぞ」
可愛いな僕の妹は(笑)
『じゃあ、後で抱きしめに行こうかな(笑)』
「.....お前。茜さんに殺されるぞ.....。」
『茜さんの反応も楽しみだ』
「ホント懲りないやつ(笑)どうなっても知らないからな」
凌ちゃんが呆れたように息を吐く
『....ねー凌ちゃん。凌ちゃんってさ.....』
「ん?」
凌ちゃんが、携帯を弄りるのをやめて聞いてくる
『....ううん。また今度話すよ。撮影行かないとでしょ?』
扉の方で凌ちゃんのマネさんが待っている
「何だよそれ?気になるやんか。」
『いいから、ほらマネさん来てるよ』
「....ホンマやー。今度話せよ」
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ヲタギュ(プロフ) - きなこさん» コメントありがとうございます!みなさんにコメントしてもらえると、頑張れます!完結まで長くなると思いますが、お付き合いお願いします! (2015年2月16日 15時) (レス) id: 7e3722fa33 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - 初めまして!!薄ミュと凌くんの夢小説、数少ないので、かなり楽しませて頂いてます!とっても面白いです!執筆大変だとは思いますが、更新楽しみにしてます!!頑張ってください!!! (2015年2月15日 19時) (レス) id: a7f56016b2 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタギュ(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます!凌くんの夢小説って少ないですよね。面白いって言ってもらえるだけで、本当に頑張れます!ありがとうございます! (2015年2月11日 0時) (レス) id: 7e3722fa33 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 初めまして!あまりない凌くんの夢小説の中でこの作品はとても面白くて、毎回毎回更新を楽しみしております。無理をせずこれからも更新頑張ってください!! (2015年2月10日 0時) (レス) id: 256bec660e (このIDを非表示/違反報告)
ヲタギュ(プロフ) - くまさんさん» コメントありがとうございます!幼馴染っていいですよね!参考にさせていただきます。 (2015年2月8日 7時) (レス) id: f45a41061d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヲタギュ | 作成日時:2015年1月5日 21時