【名探偵コナン】愛され松田の恋愛事情【男主】 (ページ6)

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らぶ6 ページ6

｢いいか、まず今日松田が休んだのはお前のせいだ舘川｣

『は？俺なんもしてないんだけど』

｢……それは本気で言ってるのか？｣

降谷と諸伏にずいと迫られたじろぐ。

コイツら息合いすぎじゃね？ニコイチ？ニコイチなの？？
てか諸伏の真顔こわ。

｢舘川に振られたショックで松田は寝込んでんだよ。昨日は遅くまで泣いてたみたいだし｣

『え、そうなのか。でも俺如きに振られたくらいでそんな大袈裟じゃね？』

｢それには俺らも全くの同意見だけど、松田はお前が好きだったんだ。本気で。それをあーんなに冷たい振られ方しちゃぁねぇ｣

萩原に嫌味たっぷりにつのられ、ぐぅの音も出ない。こいつホントに口撃させたら世界一だな。こっちの精神ゴリゴリ削ってきやがる。

『…………も、申し訳ないと思ってるよ』

｢思うだけなら猿でもできる。行動で示せ｣

くっそコイツ腹立つな！！！

高慢な言い方の降谷に苛立ちを感じていると、それに敏感に気づいた諸伏が降谷を落ち着ける。
その姿はゴリラと飼育員。

やっぱお前らニコイチだろ。

｢ゼロが悪ぃな。でも、困ってるんだ｣

『困ってる？？何に？』

｢松田が立ち直らなくて｣

いやそれ俺関係無くね？

もちろん、言葉に出ることこそ無かったが顔には出てしまっていたのだろう。

だって諸伏からの視線がいっそう冷たくなったからな。マジこいつ怒らせると1番怖いタイプじゃねぇか。

諸伏同様、萩原も降谷も機嫌が降下。
それを察知したこの場1番の常識人伊達が台詞を引き継ぐ。

｢俺らがいくら慰めても布団から出てきやしねぇ。世話掛けて申し訳ねぇが、松田と話してやってくんねぇか｣

『…………ま、そこまで言われちゃ仕方ねぇか』

伊達はすげぇ良い奴だと思ってるし、こういった言い方をしてくれれば俺だって素直に引き受けた。

流石に殴られた昨日の今日で降谷に言われて引き受けたかどうかは別として。

ぶっちゃけこの場にいる中で正気なのって伊達だけだと思うんだよな。FA(ファイナルアンサー)