【名探偵コナン】愛され松田の恋愛事情【男主】

らぶ17 ページ17

こちらは、Twitterにて相互さんから頂いたとても素敵なネタになります(*´▽`)感謝

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《舘川の家族事情》



朝、鬼電で起こされた俺の気持ちを10文字以内で答えよ。

クソ。



どんな社畜も心躍る日曜日。


燦燦と降り注ぐ太陽の光がアスファルトを焼き、熱された地面と太陽とで、俺ら人間は熱の挟み撃ち攻撃を受ける。


そんな真夏も真っ盛りな今日この日、俺は何をとち狂ったのか、外出の約束を取り付けてしまっていたのだ。


松田with愉快な仲間たちと。


ちくしょう、こんなに暑いなんて聞いてない。

知ってたら約束なんてしなかった。天気予報の嘘つき。見てねぇけど。



事の始まりは昨日。

休みをいい事に虚空を見つめ、ゴロゴロしていた俺の元に松田達がおしかけてきた事が発端だ。


暑い暑いと文句を言いつつ、最近話題のアイスクリームが話の中心に。


｢そういえばこれ食ったことねぇな｣｢よし食いに行こう｣

そんなノリだ。

そして何故かその場にいた全員でお出かけする流れに。ふざけんな俺を巻き込むなよ。

言わずもがな拒否権は無かった。


まぁバックれりゃ良いかと思っていたのがバレていたのか、今日の鬼電へと話は繋がる。



あー、それにしても暑っちぃ。

俺と松田達とでは部屋が違うので、寮の入口で待ち合わせをしているのだが、いつまでたってもアイツらが出てこない。

お陰で俺はしなくてもいい灼熱地獄を我慢する羽目になっているのだ。



｢わりぃ舘川、遅れた｣


暇すぎて虚空を見つめだした辺で、涼し気な格好をした松田達御一行の到着だ。


『ホント遅いんだけど。集合10時だろーが』

｢お前変なとこで律儀だな。まだ2分しかすぎてないぞ｣

『2分あればカップ麺が3分の2もできあがんだぞ』

｢なんだその屁理屈｣


3分だったらカップ麺が出来上がっていたのに。


腹が減ってる時のカップ麺の3分は異様に長く感じるよね。わかる。


立ち話も程々に、俺らは目的地に向けて寮を出発した。

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