らぶ11 ページ11
『別に。好きな人泣かされたら怒るのが普通なんじゃねーの。伊達も松田好きなんだろ?』
「そりゃぁもちろん好きだが、降谷達は少しやり過ぎるだろ? 1人くらい冷静じゃねぇとな」
『……お前ホントに警察官向いてると思うわ』
「? おう、ありがとな」
伊達はマジで人間で来てんな。
降谷とは大違い。おっと悪寒が。
しかし、いつまでも意地張ってるのは大人気ない、か……。
本当はこういうごたごたに巻き込まれんのは好きじゃないし、それのせいで頭を悩ませられるのはもっと嫌いだ。
こんな些細な事でコイツらの仲が悪くなったとか言われたら正直草も生えない。
だからまぁ、スパッと解決してやろうと思います。
『なぁ、』
わいわいと騒がしかった部屋が水を打ったように静まり返る。
松田の真正面、は、萩原が陣取ってるから無理だとして、少し右斜め、萩原と諸伏の間に立てば座り込んだ松田の目が俺を見上げた。
真っ赤に充血した目。
沢山擦ったのか、目尻は痛々しいまでに朱に染まっている。
鼻頭だって真っ赤だ。
深海のような青い、涙で潤んだ瞳が全てと対になってるようで綺麗だと、なんの疑問もなく思った。
こんなにじっくりと人の顔を見たのははじめてかもしれない。
『ひどいこといって悪かった。俺みたいな訳わかんねぇ奴を好いてくれてありがとう。でももし次告白すんならもうちょっと仲深めてからの方が良いとだけアドバイスしとくわ』
パチリと瞳を瞬かせた松田は、つまり、と呆然と呟いた。
「……俺がもっと舘川と仲良くなれば、愛してくれんのか……?」
『え? 俺そんな事言った? あー……あ? そう、いうことに、なる…のか? うんまぁそうなんじゃね? それにしても振られた相手にお前図太い奴だな』
ちょっと呆れ気味に零せば、松田はキラリ、瞳を輝かせた。
「わ、かった。俺、舘川と仲良くなる」
『それって宣言するもの? まぁ、精々頑張ればいいんじゃね?』
正直仲良くなれるとは思わねぇけど。
心の中でそう思い、言葉にしようとして、やめた。
松田が、あまりにも
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木犀 - 心臓が…ヴッ (11月12日 10時) (レス) @page25 id: 68b438f60e (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 続きを……見せてくれ……グハッ(尊死) (5月25日 23時) (レス) @page25 id: 3ae1de71d0 (このIDを非表示/違反報告)
プラみこ - 続きは? (2022年12月6日 0時) (レス) @page25 id: dfed105dba (このIDを非表示/違反報告)
た - 続きが欲しいです。! (2022年5月13日 22時) (レス) @page25 id: 9def5872af (このIDを非表示/違反報告)
はろ。(プロフ) - かわいすぎて、、、、続きらないんですか!!。!!!! (2022年5月12日 17時) (レス) @page25 id: a6aa59562f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フィラン | 作成日時:2018年11月10日 19時