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もう何年となるのか
ずっと一緒にいるやつがいる
小さいときからずっと
年も近く、家も隣
親も仲良しとくれば子供も自然と一緒に遊ぶようになる
小中高と一緒
大学は流石に離れるかと思えば学科が違うだけでまた一緒
流石に働くところまではと思えばまた一緒
本当に偶然か？
と思ってしまいたくなるほど
まあ、信頼している相手でもあるし、何より昔から好きだったやつだ
理由はどうあれ嬉しい
嬉しいが…………
「…………何で俺はお前に押し倒されているんだ？A」
『何でって…………ずっと一緒にいたいからどこに行くんも一緒のとこに決めてきてたのに！誰？誰なん？』
「だから、何がだ？」
『昨日！マンションから出てきたあの女！』
「………………？」
俺のマンションというか俺の部屋に女なんて来ていない
昨日来ていたのは……
「ああ、シャオロンか」
『？彼女なん？』
「あいつは男だ、そして友人の一人だ」
珍しくシャオロンが部屋に来た
といってもゲームをしに来ただけなのだが
「というか何故知っている？」
『………………だって……グルちゃんとこに遊びに行こうって思って……部屋から出てきたし、親密な感じやったから……』
「頼むからそういった冗談はやめてくれ
というか連絡をくれればいいだろう？」
『……なあ、うちらの関係って何？』
「…………」
『友達？』
「俺は、友達をやめたいと思っている」
『………………』
「そろそろ次の段階に行っても良いんじゃないかと思っている」
『次？』
「ああ、A俺と結婚してくれないか？」
『……！！ﾌﾌｯ恋人じゃなくていきなり結婚なんだね』
「ダメか？」
『ううん、ダメじゃない
私もグルッペンと結婚したい』
流石に押し倒されたままだったのでどいてもらい、改めて指輪をはめる
「俺達の事は俺たちが一番わかっている
だから、恋人じゃなくてお前と共に人生を歩みたいと思っている」
『うん！』
そう伝えると目を潤ませながら抱きついてきた
「これからもよろしく頼むゾ！」
『こちらこそ！』
「『愛してる』」
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