今日:18 hit、昨日:19 hit、合計:7,401 hit
小｜中｜大
41st Snowfall Continue ページ44
慎太郎が転校したってまだ信じたくないジェシーたちは森本家に行ってみる事になった。
優吾 「引っ越しトラックが無い…」
北斗 「じゃあ、都内で転校？」
インターホンのボタンを押して…
純花 【はい。どちら様ですか？】
樹 「こんにちは、純花さん。樹です。」
純花 【樹くんたちか。入って。】
ドアを開け入った5人。
5人 「お邪魔します。」
祐太郎 「5人がここに来るって久しぶりね。」
純花 「そうね。で、慎太郎の事で来たでしょ？」
大我 「えっ、どうして…」
祐太郎 「慎太郎は何となくこれを予想してたから。もし居ない時に君達が来たら、代わりに俺達が説明するって。」
ジェシー 「…その説明って？」
祐太郎 「…慎太郎はうちの実の息子じゃないんだ。」
ジェシー 「えっ！？」
大我 「マジか…」
優吾 「実の息子じゃ…」
北斗 「…ない？」
樹 「養子…って事ですか？」
純花 「そう。あれからもう8年前が経った。」
北斗 「8年…」
純花 「季節外れの吹雪が終わってから随分経って見付けたんだ。あんな土砂降りの雨の中にびしょ濡れで。」
優吾 「見付けた？」
純花 「どうして傘やレインコートなしであの大雨の中にあったのか聞いてみた…」
5人に見せてないんだが、これをどうやって説明するか考えている森本夫婦。
祐太郎 「故郷の滅び中に東京に送られた。」
ジェシー 「故郷の滅び？」
純花 「慎太郎は違う国から来た。その子の家族はかなり大物で、まるで王族の感じ。」
バレないようにしたが、真実も混ぜている。
純花 「もう幼い頃に実の父が亡くなっただけで可哀想だったから養子することにしたの。君達は普通に慎太郎を友達として受け入れたからすぐに言えることが出来なかったんだ。」
祐太郎 「もうすぐ慎太郎の故郷を復興することが出来るようになってしばらく帰るって決めたから、君達がそれを理解して欲しいんだ。」
ジェシー 「…そうですか。説明ありがとうございます。でも慎太郎に会いたいんです。」
純花 「会えるよ、きっと。君達は友達だから。」
41st Snowfall Continue→←41st Snowfall Continue
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時音 | 作成日時：2023年6月21日 0時
