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41st Snowfall Continue ページ43
辰哉 「ランタンは？」
照 「あと少しで終わる。」
辰哉 「衣装は？」
健人 「こっちもあと少しで。」
スノーキングダムの王子は16歳になると次期の王になる。それを叶えたいって陽雪 のみんなと一緒に誕生日パーティー兼戴冠式をやる事になった。慎太郎はもう六音 の生徒じゃないので、楽に仲間のために準備するって考えることが出来る。
蓮 「こっちもOK。飯は？」
大介 「全部計画通り。そしてケーキはホワイトハニースノーで特別サイズ。」
蓮 「特別サイズ？宮田先輩と玉森先輩って凄いな…」
宏光 「でもまだ信じられないね。ドラマやアニメだけで観てた戴冠式を実際にするなんて。」
大介 「慎太郎は本物の王族ですから。先生も協力ありがとうございます。」
宏光 「勿論、仲間の為なら…」
蓮 「先生？」
宏光 「あっ、ごめんね。つい昔を思い出して…」
スノーイ 「みんな！」
大介 「スノーイ！王冠はどうなっている？」
スノーイ 「もう少しで完成。涼太のお父さんって凄いね。」
宏光 「宮舘に自由をあげたり、渡辺を家族に迎え入れたり。それが俺達の国が誇る貴族の心だ。」
スノーイ 「その気持ち分かります。前代のスノーキングとスノープリンスは優しい人達ですから。」
ラウール 「佐久間くん！めめ！」
蓮 「ラウール。聡。」
聡 「はい、編曲完了！マリウスももうすぐ来るって。」
スノーイ 「あとはスノーロッサ…」
大介 「阿部ちゃんと康二、大丈夫かな？」
このパーティーをやるって決まったすぐから亮平と康二はスノーロッサを研究をしている。康二はスノーキングダムで過ごした次期があったからスノーロッサはどんな花なのか憶えている。
康二 「透明で光に煌めく花。そして絶対に溶けない。」
亮平 「でもこの世界の氷はスノーキングダムの氷と違うから再現するのはなかなか難しいかも。」
亮平の奇術 で色んな印章 を使ってみたがなかなか花の形が出ない。
亮平 「でもまだ諦めない。絶対にスノーロッサを再現する。」
康二 「それでも少し休め。パーティーまでまだ一週間が残っている。」
亮平 「だから早く再現したいんだ。普段こんなのは一週間で出来ない事だ。」
康二 「分かっとるで。せやけど俺は信じる、俺達が力を合わせたら出来るって。」
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作者名：時音 | 作成日時：2023年6月21日 0時
