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41st Snowfall 突然のお別れと真実の発見 ページ41
先生 「今日からうちの仲間になる西畑くんだ。」
大吾 「西畑大吾です。よろしくお願いいたします。」
先週の事件で自分の存在が学校に知られてしまったので、俊哉と裕太の協力で転入することが出来た。
大吾 「(これが高校…小学校以来初めて…)」
9歳でアビス次元の誘拐され幹部になったのは16歳。康二と蓮とラウールみたいに最近まで老化してなかったので実際は24歳。
先生 「西畑くんは防衛技術コースに進むことになったから、同じ防衛コースのみんなもよろしく頼むぞ。」
生徒達 「はい!」
先生 「じゃあ、佐久間の隣は空いているからそこに座って。」
大吾 「はい。」
表現してないけど「佐久間」と聞いてなぜかあんまり嬉しくはなかった。しかしそれには理由はある。
大吾 「佐久間勝介。ですよね?」
勝介 「そうけど…会ったことある?」
大吾 「貴方とはないんですが…」
一回息を吸って…
大吾 「僕達の母から聞きました。」
勝介 「え?」
今から10年前に行方不明になった母と会えたと聞いてビックリするのは完全に当たり前。しかも「僕達の母」って言った。
大吾 「貴方は9月生まれで僕は1月生まれの同級生。でも僕の外形は16歳だとしても実際は24歳。つまり、僕達は義理の兄弟。」
勝介 「義理…」
大吾 「でもまだ正式に養子されていないので、今は西畑としてよろしくお願いいたします。」
あまり感じてないんだが、恐怖と少しの怒りが混ざっている声だった。ちなみに大吾も誘拐前に芸能界が誇る天才子役だった。自分は天才だって信じていないだとしても。だからこんな状況にどんな態度でするかもう知っている。
大吾 「…っていう事になりました。」
朝授業が終わって屋上に康二と蓮と話している。
康二 「まさかD組だったとはな。」
蓮 「しかも突然に義理の兄弟って言うから…」
大吾 「昨日夜に兄さんと話しましたので。」
蓮 「でも佐久間に「兄さん」呼びって新鮮だね。」
大吾 「同じ母を持っているから楽になるかと思って…ラウールくんたちも今日から学校再校ですよね?」
康二 「うん。まさに1ヶ月半ぶりやで…」
大吾 「で、慎太郎くんは?」
康二 「慎太郎はね…」
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作者名:時音 | 作成日時:2023年6月21日 0時