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40th Snowfall Continue ページ37
2人はもう覚悟を決め、作戦を開始しに位置に着いた。
スノーライトピンク 「いいか？絶対に大吾を救って。そうじゃなければ、お前は即死だ。」
ベルフェゴール 「…はい。お願いします。」
スノーライトピンクのスノーブレスレットとスノーカードが眩しく輝き始め、ベルフェゴールのペンダントも同じく眩しく輝き始めた。
スノーライトピンク 「覚悟の魂よ、目的を叶えろ！」
ベルフェゴールの霊気 をスノーカードに入れ、闇の水晶を狙って飛ばした。
スノーライトピンク 「…頼むぞ、ベルフェゴール。」
闇の水晶の中に入ることに成功した。本当に周りに何もない。真っ暗な空間に冷たい霧のみ。
ベルフェゴール 「これが…」
《…う諦めて。》
「ダメ！まだ諦めちゃダメだ！」
ベルフェゴール 「マモン…大ちゃん！どこ！？」
しかし暗すぎて何も見えない。そこで思い浮かんだことがある。
ベルフェゴール 「禁断の光の術…あれしかない。」
周りが冷たい闇だけがある世界なら、光が存在しないのは当然。だから光の術は禁断されている。紙スクロールの文字で見た事があるが、実際に使った事がない。
ベルフェゴール 「まぁ、サタンなら許可なして使ってたような…」
文字だけで学んだ術なので成功するかどうかはまだ分からない。
ベルフェゴール 「闇を照らせ、親切な光よ！」
足元に光の輪が現れあれが空中に浮く光の球になった。初なので紙スクロールに書いてたより小さいけど、何となく成功した感じ。
ベルフェゴール 「これが…光の術…」
「や、やめろぉーーー！！！」
ベルフェゴール 「大ちゃん！早く見つけないと…」
大吾 「お、お願い…やめて…」
闇が少しずつ上がって大吾の半分以上を囲まった。
マモン 《もう無駄だ。ここから出られない。》
大吾 「まだ分からないのに何で…」
マモン 《これは無選択の裁判。本人がやりたくないに関わらず、勝手に絶望に落ちるとするアビス次元の裁判方法。》
大吾 「え？」
マモン 《つまり、裁判が終わるまで絶対に出られない。この闇が完全に君を付いたら、君と僕がもう消えて新しい闇の存在が生まれるんだ。》
大吾 「僕と貴方が…」
マモン 《これじゃ母さんと母さんの家族と会えることが出来ない。だからもう諦めるんだ。》
大吾 「い、嫌だ…誰か…誰か僕を！」
「大ちゃん！」
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作者名：時音 | 作成日時：2023年6月21日 0時
