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40th Snowfall Continue ページ36
ベルフェゴールはアビス次元から人間界に来た時、街はもうめちゃくちゃになっていた。そのビルからもうひび割れ始めた闇の水晶に閉じ込められている大吾が見えた。
ベルフェゴール 「大ちゃん…」
スノーライトピンク 「ベルフェゴール！」
ベルフェゴール 「スノーライトピンク…」
これを何となく予想した感じの顔だった。
スノーライトピンク 「何をしに来た？あの2人だけでもう面倒くさいけど。」
ベルフェゴール 「ですね。でも僕は戦う為に来てません。」
スノーライトピンク 「は？」
ベルフェゴール 「僕はようやく気付いたんです。僕が大ちゃんを騙して僕のわがままを叶えてもらったり、僕が殺された怒りで真実を見えなかったり…多くな罪を犯しました。」
スノーライトピンク 「…だから何をしたいんだ？」
ベルフェゴール 「スノーライトピンク…貴方は霊気の属性を持ってる。」
スノーライトピンク 「だから何！？」
ベルフェゴール 「僕を…僕の魂をあの闇の水晶に転送してください。」
スノーライトピンク 「はぁ！？何を言ってんの？」
ベルフェゴール 「僕…貴方の母親を見つけました。」
スノーライトピンク 「母さんを…」
真実なのかどうか、ベルフェゴールの顔には大きな後悔が見える。
ベルフェゴール 「貴方の母親はアビス次元の城の一番地下にある独房に居ます。」
スノーライトピンク 「…お前が真実を言っているかどうか、どうやって証明する？」
ベルフェゴール 「貴方はもう知っていますから、今僕が真実を言っているって。」
確かにスノーライトピンクは人の真実を分かる力があるから今のベルフェゴールは真実を言っているのを知っているはずになる。
スノーライトピンク 「マジか…」
ベルフェゴール 「お願いします！貴方も大ちゃんを助けたいんでしょ？これで僕が今まで何年も渡った全ての罪を償わせてください！」
スノーライトピンク 「…それでいいの？」
ベルフェゴール 「え？」
スノーライトピンク 「オレンジの能力共有 で色んな異なる結果があるみたいに、俺の霊的運命 の結果で危険な結末になるかもしれない。それでもいいのか？」
ベルフェゴール 「…はい。今の大ちゃんを救うことが出来るのは僕だけですから。」
スノーライトピンク 「…分かった。君の魂をあの闇の水晶に転送してあげる。でも転送されるのはお前の魂だけ。俺はここでお前の体を監視する。」
ベルフェゴール 「…ありがとうございます。」
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作者名：時音 | 作成日時：2023年6月21日 0時
