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40th Snowfall Continue ページ33
もう数時間が経った感じでずっと探して、一番地下にある独房についた。上の階にある全ての独房は空いているのでもうここしかない。
ベルフェゴール 「ここが…」
他の独房に比べると、まるでテリオンの空間のようだった。独房の中は真っ暗だと思ったが、よく見たら小さな光が見えた。
ベルフェゴール 「あれは…まさか本当に？」
遠い昔に死んでいるから体は影で出来たので誰も気づかずに独房に入るのは問題ない。
ベルフェゴール 「いつも外にあるから…」
確かに自分は中級の幹部なので独房に入る事はない。サタンとベルゼバブは上級幹部だからそうけど。暗闇の中で唯一の光に向かって進んだ。ついに着いたが、全く予想してない物だった。
ベルフェゴール 「これって…」
闇の水晶に閉じ込められた女性だった。魔力の気配がないから、この人は人間なのは確かだ。
ベルフェゴール 「この人…とにかく！」
スノーカード1枚を出して闇の水晶を壊してこの人間を救うことが出来た。
ナオミ 「っ…ん？ここは…」
ベルフェゴール 「大丈夫ですか、ナオミさん？」
ナオミ 「君は…そっか。いつも大吾と一緒だよね？」
ベルフェゴール 「僕のこと…知ってますか？」
ナオミ 「もちろん。ここに閉じ込められてからずっと観てた。君達の愛と友情を。」
ナオミ 「もちろん。ここに閉じ込められてからずっと観てた。君達の愛と友情を。」
ベルフェゴール 「…僕には愛も友情もありません。アビス影になった直ぐから色んな世界を破壊しましたから。」
ナオミ 「でも自らの選択じゃなかったんでしょ？」
ベルフェゴール 「大ちゃんに無理やりに僕の願いを叶えてもらったんです。だから僕には大ちゃんと一緒にいる資格はありません。それに…貴方の実の息子を殺そうとしたので…」
ナオミ 「あれも君の選択じゃなかったよ。」
ベルフェゴール 「え？」
ナオミ 「私には分かる。君は良い子だって。」
ベルフェゴール 「…とにかく、早くここから脱出しましょう。」
ナオミ 「いや、まだ出来ない。」
ベルフェゴール 「え？なぜ…」
〜(地下に誰かがある！)〜
ベルフェゴール 「ヤバっ！早く…」
ナオミ 「先に行って。」
ベルフェゴール 「でも！」
ナオミ 「今私の息子たちが大変になってる。早くあの子達の元へ行って欲しい。」
ベルフェゴール 「でも…大ちゃんは？」
ナオミ 「あの子達を信じるから。さぁ、早く！」
ベルフェゴール 「…絶対に助けますから待ってください。」
ベルフェゴールが脱出した瞬間にシャドウ兵士が独房に着いた。
〜(誰も居ない…)〜
ベルフェゴール 「(絶対に約束を守る。待ってくれ、大ちゃん。)」
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作者名：時音 | 作成日時：2023年6月21日 0時
