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39th Snowfall Continue ページ27
一方、
亮平 「これとこれを接続して…」
スイッチを入れて電球が光った。
亮平 「分かったか、大谷？」
大谷 「サンキュー、阿部。」
射水 「阿部先輩、これはどうやってするんですか？」
亮平 「防御装置ね。赤いワイヤーをこのバッテリーに接続してみて。」
射水 「これとこれで…やったー！」
亮平 「よくやったね、射水さん。これをもっと発展したらよく使うことになるかも。」
射水 「ありがとうございます、阿部先輩。」
防衛コースに進学した生徒たちに自分の研究を教えている亮平。
大介 「やるじゃん。流石我らの知能者。」
亮平 「でもやっぱ宮田先輩と玉森先輩と比べると、俺は全然まだなんだ。」
俊哉 「そんなことないよ。」
宏光 「みやっちの言う通りだ。阿部は良い人だから自分の発見を共有することが出来るんだ。」
亮平 「それは褒めすぎです。俺は本当に全然まだです。」
大介 「いやいやいや、そんな…」
《♪〜♪〜♪〜》
大介 「！！！」
俊哉 「どうかした？」
大介 「(この音…)ちょっと外に行ってきます！」
そこで一瞬で教室から出た。
宏光 「早っ！」
亮平 「まぁ速度の属性を持っているから…」
大吾と出会ってからいつも聞こえるこの音。
《♪〜♪〜♪〜》
大介 「(近い…屋上だ！)」
屋上に行って、そこにあったのは…
大介 「光の人物…」
《光か…》
大介 「貴方は一体…何者？大吾とどういう関係？」
《大吾…》
大介 「(大吾を知ってる…)じゃあ、俺は誰なのか知ってる？」
《僕達の母からの話だけで知ってます。》
大介 「(僕達の母？)初めて見た瞬間から思ったけど、貴方はもしかして…」
《僕は…あっ！》
大介 「え？」
《ダメ…あいつら…大吾を…》
大介 「あいつら？大吾がどうした！？」
《早く…母さんを…助け…》
そのまま消えた。消える直前に言ってたことが忘れないほどだった。
大介 「早く母さんを助け…母さんの居場所を知っている！」
と、そこで…
大介 「っ、冷てぇ…って、雪？あいつら…大吾！」
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作者名：時音 | 作成日時：2023年6月21日 0時
