今日:5 hit、昨日:37 hit、合計:7,425 hit
小｜中｜大
39th Snowfall Continue ページ26
テリオン 「サタン！」
サタン 「はい！」
テリオン 「まだ見付けてないのか？」
サタン 「今はまだです。でも必ず探します。」
ベルフェゴールがこの数日間に現れないのでテリオンが怒り始めた。
ベルゼバブ 「どうだった？」
サタン 「まだ怒っている。あいつ、一体どこで何をするんだ！？」
ベルゼバブ 「まぁまぁ、落ち着いて。」
サタン 「…やっぱお前がいるから安心出来るな。」
ベルゼバブ 「ねぇ、前から思ったけど…」
サタン 「何？」
ベルゼバブ 「…いや、聞くのはダメかも。」
サタン 「過去についてか？」
ベルゼバブ 「…」
サタン 「まぁ、前の人生は最悪だったのは確かだ。でもそのおかげでテリオン様とお前達と出会った。俺の本当の仲間。」
ベルゼバブ 「仲間か…」
『何で？何で自分達の息子を殺した！？』
『君こそなぜ他人の事に巻き込むんだ？』
『ショウちゃんは俺の大切な親友だったから！でも親であるあんた達が自分達の息子殺した！』
『もう黙れぇーーー！！！』
ベルゼバブ 「…」
サタン 「どうかした？」
ベルゼバブ 「いや、前の人生が終わるその瞬間を思い出して。」
サタン 「親友の裏切りで？」
ベルゼバブ 「ううん。親友を殺した親に。」
サタン 「自分達の子供を殺した？」
ベルゼバブ 「うん。あいつの部屋に死体を見た瞬間から怖かった。もう出てた血の量、その血の色…忘れないほどに恐怖だった。」
サタン 「そっか…」
ベルゼバブ 「サタンは？親友の裏切りって言ってたよね？」
サタン 「あぁ。あの日は忘れない。」
『待って…2人とも！』
《バン！》
サタン 「気づいたらここにテリオン様と出会ってずっとアビス影として生きた。」
ベルゼバブ 「『(笑)』まさか怒りの幹部も恐怖を感じた時期があったとは。」
サタン 「…まぁ、もちろんテリオン様と過ごしてその恐怖を乗り越えたから今の俺なんだ。」
ベルゼバブ 「ねぇ、まさかベルフェゴールも前の人生に…」
サタン 「そういう訳ない。だって、あいつは誓ったから。」
城の外に行って冷たい風を感じて…
サタン、ベルゼバブ 「アビス次元は俺達の本場。テリオン様は俺達の恩人。絶対に恩人を裏切らない。」
39th Snowfall Continue→←39th Snowfall Continue
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時音 | 作成日時：2023年6月21日 0時
