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39th Snowfall Continue ページ24
睦城 「これで今日の特訓は終わりだ。」
チームA全員 「ありがとうございました！」
今日も厳しい特訓の日。しかし睦城と成実はまいより後輩を優しく指導する。
睦城 「(今日も来てなかったね。何があったかな…)」
成実 「どうかしたの、睦城？」
睦城 「いや、何でもない。で、現場では名前で呼ぶなって言ってたはず。」
成実 「いいじゃん、私達は同じリーダーで同い年だし。」
睦城 「はいはい…」
成実 「で、あの2人また来てない？」
睦城 「…多分、理由があると思う。絶対俺達を裏切らないって信じるから。」
成実 「そうね。でもまいは全然落ち着けてないし。」
睦城 「だからチームAAAを分けた事を決めて絶対まいはダメだって隊長も俺達2人に任せた。」
成実 「…」
睦城 「どうしたの？」
成実 「…いや、チームS見たことあるかなって。」
睦城 「チームS？そういえば、初めて見たのは…入社して1年だったかな？」
成実 「それ以来は？」
睦城 「…なかったね。4月にイギリスとドイツに行ったのは聞いただけ。」
成実 「康二が亡くなったからチームSの出動は大体無作為だったね。」
その名前はどこかで聞いたような…
睦城 「康二？副隊長の事？」
成実 「うん。知らなかったの？」
睦城 「下の名前だけ。俺にも苗字は知らない。」
成実 「言ってなかったの？全く、康二のやつ。正直になれって言ったのに。」
睦城 「成実は知ってたの？」
成実 「うん。フルネームは向井康二なんだ。」
睦城 「向井！？」
成実 「うん。でも苗字だけ同じで、隊長とは関係ないって。」
睦城 「そっか。でも最近…」
2人は同じ事を考えたみたい。
成実 「…睦城も？」
睦城 「最初はまさかと思ったけど…間違えない。副隊長は蘇った。」
成実 「『(小声)』い、いや…」
睦城 「成実？」
成実 「…そもそも死んでなかったの。」
睦城 「え？」
成実 「それに最近、今のCA‐Unitの技術は気に入らない。」
睦城 「俺もだ。」
成実 「私達、大間違えをしてしまった。」
睦城 「でも…」
そこで何かに気づいた。
睦城 「…あの2人、これを知ってて覚悟を決めたんだ。」
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作者名：時音 | 作成日時：2023年6月21日 0時
