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39th Snowfall Continue ページ20
全生徒に発表がある度にいつも呼ばれるんだが、今回は生徒としてではなく学校が誇る英雄として呼ばれたから少し違和感がある。
辰哉 「えっと…皆さん、おはようございます。生徒会長の深澤辰哉です。数日前に起こった事件に関しては本当に申し訳ございませんでした。さっき校長先生が言った通り、来週からこの学校は防衛と救急医療専門学校に変更する事に決定をいたしました。」
いつもと違う意味で見られているから緊張感が半端ない。
辰哉 「あぁ…えっと…」
照 「一緒にしない？」
亮平 「1人で出来ないでしょ？」
辰哉 「ありがとう。」
2人もステージに上がった。
照 「…」
緊張を癒すために一回呼吸して…
照 「輝雪 戦士スノーライトのリーダー、岩本照です。」
「輝雪 だって。」
「意味を聞いてみたけど、輝く雪だからって。」
照 「前日に怪獣と悪の組織が現れ、恐怖に落ちてしまった人達がいっぱい居るって知ってます。しかし皆さんがこれを知って欲しいんです。」
頭を整理し、また一回呼吸して…
照 「全人間には自分の輝きを象徴するハートスノーフレークがあります。普通のハートスノーフレークや勇壮のハートスノーフレークを持つに関わらず、全員を同じと思います。勇壮のハートスノーフレークを持つ者だけが勇者なるのじゃありません。苦しんでいる人を救う思いがある限り、皆さんは勇者です。」
全生徒と教師から拍手を貰って亮平とバトンタッチした。
亮平 「生徒副会長の阿部亮平です。前日に見た通り、俺達はいつもスノーライトとして戦うことが出来ません。まだ普通のハートスノーフレークを持つ人達も戦うことが出来ないと知って、この方法を見つけました。」
スノージャーナルを召喚し…
亮平 「これは俺の個人武器、スノージャーナルからの印章 です。これで誰も自分を守りながら周りの人も救うことが出来ます。」
また拍手を貰って再び辰哉にバトンタッチ。
辰哉 「2人が言った通り、誰でも勇者になれる。それが俺達の信心です。警察や消防士の様に防衛、医者や科学者の様に救急医療。この2つが主なる学習になります。しかしこれ以外の進路を考えている人が居るのも知ってます。だからこの2つの学習だけをやる必要はありません。」
これも最大のカミングアウトになる。
辰哉 「俺達スノーライトも副業をやってます。」
「え、マジで？」
「副業？」
「何だろう？」
辰哉 「それが…」
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作者名：時音 | 作成日時：2023年6月21日 0時
