十通目 side川村壱馬 ページ11
今日はTHE RAMPAGE全員での仕事の打ち合わせで、全員が事務所の楽屋に集まっていた。
マネージャーを交えた話し合いは、全員少し砕けた雰囲気になりつつあったけど、仕事の話はしっかりしていく。
二時間ほどして、ようやくひと段落着いた。
お昼も近いこともあって、休憩時間に入る。
コンコン。
ノックの音がして返事をすれば、扉が開いた。
壱「あ!臣さん!お疲れ様です!!」
『お疲れ様です!!』
メンバー全員が声をそろえて挨拶する。
尊敬する三代目JSBの登坂広臣さんが顔を出して思わず笑顔になった。
臣「壱馬〜」
壱「はい!」
臣「アレ、届いたよ」
壱「っマジっすか!!」
はい、と渡された箱はずっしりと重たい。
厳重すぎる梱包がしてあってびっくりした。
みんながなんだなんだと集まってくる。
臣「あ、まだ言ってねぇの?」
壱「はい、サプライズかなって思って」
陣「え、なになに?」
陸「なんかめちゃくちゃ箱でかいけど」
マネージャーさんにカッターを借りて梱包のテープを切っていくと…。
壱「じゃじゃーん」
拓「えぇ!!プレステ5じゃないですか!!」
海「え、こんなすごいものどうしたんですか!?」
全員がザワザワとあのプレステ5に騒ぎ、興奮しだす。
後ろに臣さんがいるのにすっかりプレステ5に注目してる。
臣「俺の身内の中古品を壱馬が買い取ってくれたんだよね」
壱「いやでもこれ、中古品とは思えないですよ!中の発泡スチロールも入ってるし、保証書も説明書も…」
箱を開けて書類を取り出していくと…。
壱「あれ、これは…」
中に、川村壱馬様へと書かれた便箋が入っていた。
その字だけで、これが女の人が書いたものだと理解できる。
臣「あ、あいつが入れたのかも。多分感謝の手紙とかだから、悪いけど読んであげて。そのあとなら捨てていいから」
壱「それは読みます!今読みます!」
臣さんのご家族が書いたものを捨てるなんてできるわけがない。
便箋を開けると二枚の手紙が入っていた。
一枚は、ゲームソフトの名前がずらりと書かれている。
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彼岸花(プロフ) - みるくプリンさん» コメントありがとうございます!何も知らない方からも面白いと言っていただけて感激です!彼らに興味が湧いてくれたら一ファンとして嬉しいです! (2023年2月10日 19時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - 初めまして!実物の彼らの事は全く知らないんですが何気なく読み始めたら、めーっちゃ面白いです!これからも頑張って下さい✨ (2023年2月10日 19時) (レス) @page10 id: 49fc610c53 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - riku推しさん» コメントありがとうございます!お心遣い身に沁みます!これからも楽しんでいただけるよう精進していきます! (2023年1月23日 18時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
riku推し(プロフ) - はじめまして!ハート1つしか押せないのが悔しいほど毎日楽しみにしておりました!毎日楽しみとは言いつつも、作者さんのペースで無理のないようにしてください🥺続編読めるのを心待ちにしております!突然失礼いたしました! (2023年1月23日 18時) (レス) id: 6429ca0a87 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます!毎日更新する予定ですので気長に楽しんでいただけると嬉しいです。 (2023年1月8日 19時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸花 | 作成日時:2022年12月13日 22時