＊３１８話 side藤原樹 ページ19
北「ガチ修羅場見ちゃった」
拓「ヤバい、Aさん…なんかめっちゃ怖いんですけど…」
昂「あ、あれ、大丈夫ですかね…」
陣「気軽に声掛けられへん」
岩「あんなに怖いAちゃん初めて見たんやけど」
Aさんが怒ってると感じた人は俺だけじゃなかったみたいで
さっきのこともあって、楽屋の空気は最悪だった。
樹「A、さっきのは…」
「黙って」
樹「っ…！」
「仕事中だから。…これ以上、私の機嫌を悪くさせないでくれる？」
樹「っ………はい…」
「……ごめんね、壱馬くん、なんか気まずくて」
壱「うーん笑 俺はええけど…大丈夫？」
「私は大丈夫、むしろごめんね、うるさくしちゃって」
一切目を合わせてくれない彼女に額から汗がダラダラと垂れてくる。
北「まぁまぁ座れよ樹〜」
樹「マジで、今死ぬほど落ち込んでるんで…」
北「にしても相変わらず樹の関わる女の人ってパンチ強いよな〜」
彰「それだとAちゃんがパンチ強い女って言ってるようなもんじゃね」
北「ちっ、違いますよ！！よくAちゃんみたいないい女ゲットできたねって意味だから！勘違いしないで！」
「……………」
北「…終わった、無視された」
最悪、あの女のせいでAさん、ガチで怒ってる。
いや、元はと言えば俺のせいだ。
メンバーに挨拶するなんて名目でメイクルームまで着いて来ることを許すんじゃなかった。
もっと早く弁明するべきだった。
あの女の口を早く塞げばよかった。
後悔しても後悔しても足りない。
陣「…ちなみに似てるん？さっきの子とAちゃん」
樹「似てないですよ、ぶっちゃけ全然覚えてないし」
Aさんとの…六年前のたった一瞬の出来事は鮮明に覚えてるけど
あいつと付き合ってた記憶はほとんどない。
再会して、名前を憶えてた自分に驚くくらいなのに。
それくらいAさんのことで頭がいっぱいだと言うのに。
似てる？全然似てないだろ。
陸「あの子、絶対まだ気があるって思ってるよね」
樹「は？無理です、俺今更Aさん以外の女とか無理…」
力「樹がこんなに饒舌に惚気てるの聞くの初めてなんだけど笑」
陣「とりあえず今日の仕事終わったら仲直りしな？」
樹「…そのつもりです」
こんなギスギスなままヘアメイクを受けられるわけもなく
俺は楢原さんにヘアメイクしてもらった。
そのまま何も言えず…収録に向かうことにした。
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彼岸花(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます！こだわってる部分皆さんに知って欲しくていろいろ書いてしまいました笑 ドキドキしてくれて凄く嬉しいです！壱馬くんエンドも制作中ですのでぜひまたドキドキして欲しいです！ (10月17日 22時) (
レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 長い間ドキドキをありがとうございます泣まさかハンカチやカクテルにも意味があるとは思ってなかったので今から読み返すことにワクワクしてます！笑毎日の更新に本当に踊らされてる気分でした！！壱馬くんendもあると？そちらも毎日ドキドキで読んでる未来が見えます笑 (10月17日 12時) (レス) @page46 id: 48ea1ba99f (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - M aさん» コメントありがとうございます！毎日更新大変でしたが、皆様が毎日楽しみにしてると言ってくれてとてもやり甲斐がありました！樹くんとは綺麗な終わり方だったので、ここで終わろうと思ったのですが、やっぱり壱馬さんの世界線も書きたいと思いました！ぜひお楽しみに！ (10月16日 8時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - はじめまして。完結お疲れ様でした😊 一日の終わりに更新されているのが、毎日嬉しくて楽しみだった作品でした！樹くんとの幸せなお話は終わってしまい寂しいですが、壱馬くんとの世界線も見られるということで、引き続き楽しみにしております😳 (10月16日 8時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます！とても長く感じました笑 季節を皆様とたくさん越しましたね笑 でもとても幸せでした！また壱馬くんEND続きますので、是非読んでくださると嬉しいです！ (10月16日 8時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年9月24日 19時
