＊２０９話 ページ10
「皆さんの一員になれたみたいで…嬉しかったです」
壱「ふふっ笑 そんなこと思ってたん？」
「…はい、なんて自意識過剰ですよね…笑」
壱「…いや、自意識過剰やないで」
「…え？」
顔を上げれば
優し気に微笑む壱馬さんと至近距離で目が合った。
壱「Aさんは、もうRAMPAGEに必要不可欠な存在やから」
「っ！！」
壱「…ほかのグループに浮気せんとってな？」
彼の言葉にぶわっと風が吹いたような錯覚を起こした。
必要不可欠な存在。
そう言われたことが、衝撃的だった。
壱「ふふっ笑 顔赤い」
「なっ、だ、だって…！」
そ、そんなこと今まで誰にも言われたことないし…！！
普通言われないでしょ！？
どんな会社に就職してたって…なかなか言われるような言葉じゃない。
しかも、芸能人である壱馬さんに。
壱馬さんのその…思ったこと口に出すのはいいところだけど…！
こっちの心臓が破裂しそうなくらい破壊力のあることだって知ってるのかな！
めちゃくちゃ照れちゃうんですけど…！
壱「あと、まだ俺相手に敬語抜けないん？」
「無理、無理です…！」
前から無理だったけど今の今でもっと無理になった気がする。
壱「俺もうお客様ちゃうんやけど。北人と翔吾にはタメ口やん」
「壱馬さんは特別なんですっ！」
壱「んんー…それ言われたら許したくなるわ…」
ズルいと笑う壱馬さんに、尚更顔が赤くなる。
今は仕事中！しっかりしろ私！
バチンっと両手で両頬を叩いた。
壱「…次、樹たちだよ」
そう言った壱馬さんの視線の先には
撮影ブースのほうがあって…数人のメンバーさんが立っていた。
「…私、RAMPAGEの皆さんのパフォーマンス、初めて見ました」
壱「あ、そうなん？どうやった？」
「めちゃくちゃカッコよかったです…」
壱「ふふ、嬉しい」
つられて撮影ブースを見れば…
私と居るときとは全く違うオーラを纏う、藤原樹が立っていた。
壱「まぁ、ホンマに一番カッコええのはライブなんやけど」
「ふふ、ライブ企画されてるんですよね！見られるの楽しみにしてます」
壱「…うん」
音源がかかって、撮影が始まる。
露出度の高い衣装を身にまとって、その完璧な腹筋を見せながら激しいダンスを踊る彼は…
本当に別人みたいだった。
あんな意地悪な感じもしない。
ただただ…見ていて圧倒されるようなプロのパフォーマー。
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彼岸花(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます！どんな展開になるか想像してくださるとなんか照れくさいです笑 楽しみにしてくださってて嬉しいです、どんな展開になるかお楽しみに！ (8月29日 10時) (
レス) @page48 id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - うわぁ〜これはいっちゃん来るのかな？？壱馬くんかな？？違う展開なのかなぁ、、🤔💭楽しみです〜 (8月29日 1時) (レス) id: 343c46a3b9 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます！ちょっとずつですがいろんな関係が動いてます…！この３人のもどかしい感じをもう少し味わっていただけたらと思っています！ぜひ今後も呼んでくださると嬉しいです！ (8月23日 23時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 昨日からもうドキドキが止まらないです〜！！！いったいどうなるの藤原樹！！！壱馬さん…いや壱馬くんんん！！！！って感じです本当毎日ありがとうございます！！ (8月23日 21時) (レス) @page38 id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - みうらむさん» コメントありがとうございます！樹くんのターンお待たせしました！少しずつですが樹くんと主人公ちゃんとの関係が明かされて行く予定ですので、お楽しみに！ (8月21日 23時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年8月2日 19時
