＊２４５話 ページ46
陣「あ、Aちゃん！どうやった？俺らのパフォーマンス」
「凄かったです！ふふっ、目の前にいるのが不思議なくらい」
陣「良かったー！喜んでもらえて！」
みんな汗だくで、どれだけ大変か伝わってくる。
寂しいなんて気持ち、感じてる暇ないな。
ふと感じた寂しさは、きっと気のせい。
そう自分に言い聞かせて、ヘアメイクの準備に取り掛かった。
＊
ライブツアーが始まって、二週間。
地方公演はさらに大変さが増している気がする。
慣れない土地だし、会場も良く分からない作りをしているところがあったりするし、お客さんの反応とか、ファン層もなんかちょっと違う気がする。
大変なこともたくさんだけど…。
「今日もお疲れ〜！早く入ろ〜」
ホテルの温泉♪と機嫌よさそうに服を脱ぐ楢原さんに小さく笑う。
そう、地方公演となればホテル宿泊。
ツアー中の唯一の癒しと言っても過言じゃない。
温泉ってやっぱり普通のお風呂とは違うし
テンションも上がる。
多忙で疲れた身体を温泉で癒して
毎日の活力になっている。
これだけで、毎日頑張れる。
汗だくになった洋服を全部脱いで、しっかり髪の毛も身体も洗って、大きな露天風呂に入る。
景色もきれいで、都会では見れない星空が見える。
あー、ホテルのおっきい露天風呂最高！
しかもライブ終わったあとで、夜も遅いし、時間も時間だから人も全然いない。
めっちゃ癒される…！
「毎日近くで歌声聴けるのは役得だし、みんなに比べたら全然だけど、やっぱり疲れるわよね〜」
「ふふっ、そうですね」
お風呂の中でぐーっと伸びをする。
なんか知らないけど全身凝っている気がするし、疲れ自体は溜まっているんだと思う。
肩を手で揉んで、一息つく。
髪の毛をまとめて、星空を眺めた。
「にしても、本当にスタイルいいよねー、Aちゃん」
「えっ」
「肌も全身すべすべだし、浮腫みもないし！羨ましい〜！」
「何カップあんの？」
「な、楢原さん！？」
「いいじゃない女子だけなんだし！」
「そうそう！気になってたんだよね〜！」
「きゃっ！ちょ、先輩！どこ触って…！」
「Aちゃん可愛い〜、余裕で抱ける」
「いいから何カップなのか教えなさいよ〜」
先輩たちに全身くまなく撫でられてなんか、めっちゃ恥ずかしい。
際どいところまで触るじゃん！！
そりゃ毎日寝る前に保湿して、マッサージとかしてるし…気を使ってはいるけど。
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彼岸花(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます！どんな展開になるか想像してくださるとなんか照れくさいです笑 楽しみにしてくださってて嬉しいです、どんな展開になるかお楽しみに！ (8月29日 10時) (
レス) @page48 id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - うわぁ〜これはいっちゃん来るのかな？？壱馬くんかな？？違う展開なのかなぁ、、🤔💭楽しみです〜 (8月29日 1時) (レス) id: 343c46a3b9 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます！ちょっとずつですがいろんな関係が動いてます…！この３人のもどかしい感じをもう少し味わっていただけたらと思っています！ぜひ今後も呼んでくださると嬉しいです！ (8月23日 23時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 昨日からもうドキドキが止まらないです〜！！！いったいどうなるの藤原樹！！！壱馬さん…いや壱馬くんんん！！！！って感じです本当毎日ありがとうございます！！ (8月23日 21時) (レス) @page38 id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - みうらむさん» コメントありがとうございます！樹くんのターンお待たせしました！少しずつですが樹くんと主人公ちゃんとの関係が明かされて行く予定ですので、お楽しみに！ (8月21日 23時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年8月2日 19時
