＊２０４話 ページ5
「はい、今はRAMPAGEのヘアメイクですから」
NT「そっかー、じゃあまた今度ご飯行こうよ！みんなで！」
「ふふっ、はい、ぜひ」
健「でもホンマに綺麗になったな〜」
直「ね、前までは可愛いって感じだったのに、綺麗になったよね」
「や、やめてくださいよ…RAMPAGEの皆さんの前で…」
岩「俺まだスマホに昔のAちゃんの写真あるもん」
壱「ください」
岩「嫌だよ笑笑」
「壱馬さん！？岩田さんも！恥ずかしいからやめてくださいよ！」
そんな写真撮ったっけ！？
全然覚えてないよ！
恥ずかしさでいっぱいになるけど
ただただ、この時間が幸せだった。
前と変わらず接してくれた三代目の皆さんが、本当に優しくて…
私がここに戻って来て抱えていた不安が全部なくなった。
『おかえり！』
その一言だけで…私の心は救われた。
あの時もし…私が人間関係で悩んでいることを、彼らに打ち明けていたら、どうなっていただろうか。
優しい人たちだから、聞き耳立ててくれたかな。
もしかしたら…打ち明けていたほうが、今よりいい関係を築けていたかもしれない。
でも、あの出来事があったから、私は壱馬さんと出会えたし、長谷川さんや…藤原樹と出会えた。
少し…遠回りになってしまったかもしれないけど。
「ただいま！」
必要不可欠な時間だった。
時には、寄り道も大事だよね。
それもまた、私の進む道なのだから。
＊
壱「Aさん、はいこれ」
「えっ…あ、ありがとうございます」
あれから三代目の皆さんと別れて、ＭＶ撮影のスタジオへ向かっていたとき
壱馬さんにハンカチを渡された。
…私がプレゼントしたハンカチ…。
使ってくれてたんだ…。
胸がムズムズして暖かくなる。
ありがたくハンカチで目元を拭った。
壱「愛されてるなぁ、Aさん」
「…本当は怖かったんです、優しい人たちって分かってましたけど…失礼をした自覚があったから」
壱「……そっか」
「…でも、皆さん…私が思うよりもずっと優しくて…信頼してなかったのは私だったんだって思わされました」
彼らは…昔から私の頑張りを認めてくれていたから。
だから私が居なくなって…あのメイクさんがいじめをしていたことが露呈した時
信頼関係があったはずの彼女を簡単に切り捨てた。
…私におかえりって、そう言ってくれた。
＊
お星様が赤くなりました！ありがとうございます！
明後日からまた2話投稿に戻る予定です！
これからも頑張ります！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1279人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彼岸花(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます！どんな展開になるか想像してくださるとなんか照れくさいです笑 楽しみにしてくださってて嬉しいです、どんな展開になるかお楽しみに！ (8月29日 10時) (
レス) @page48 id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - うわぁ〜これはいっちゃん来るのかな？？壱馬くんかな？？違う展開なのかなぁ、、🤔💭楽しみです〜 (8月29日 1時) (レス) id: 343c46a3b9 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます！ちょっとずつですがいろんな関係が動いてます…！この３人のもどかしい感じをもう少し味わっていただけたらと思っています！ぜひ今後も呼んでくださると嬉しいです！ (8月23日 23時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 昨日からもうドキドキが止まらないです〜！！！いったいどうなるの藤原樹！！！壱馬さん…いや壱馬くんんん！！！！って感じです本当毎日ありがとうございます！！ (8月23日 21時) (レス) @page38 id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - みうらむさん» コメントありがとうございます！樹くんのターンお待たせしました！少しずつですが樹くんと主人公ちゃんとの関係が明かされて行く予定ですので、お楽しみに！ (8月21日 23時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年8月2日 19時
