＊２２５話 ページ26
「うぅーん…」
岩「話したくなかったら全然話さんくてもええで？」
「あはは…そういうわけじゃないけど…もういいじゃない！私の恋愛なんて」
北「え〜、気になるのに〜」
壱「…俺も気になる」
「えぇっ！壱馬さんまで…」
どうしよう、何か適当な嘘をつくべき？
…それとも……。
…みんなになら、素直に誰とも付き合ったことないって、言ってもいいのかな。
鏡越しの壱馬さんと目が合って…
言葉が喉に引っかかった。
壱馬さんなら…恋愛したことないって言っても…受け入れてくれるかな…。
…ドン引きしないでくれるかな…。
キュッと胸元で拳を握った。
「あ、あの…私、実は…」
壱馬さんの目を見ながら、そう切り出した時だった。
樹「そろそろ俺らの出番ですよ」
「っ……！」
藤原樹が、私の声を遮るように、大きな声でそう言った。
言われて時計を見てみれば…。
「ヤバッ！！すいません！早急に済ませますね！！」
喋ったいたせいで全然手が動いていないことに気付いた。
ヤバい、もうすぐ出番じゃん！
壱馬さんのヘアセットを終えて、メイクをしていく。
ヤバいと思ったのは私だけじゃなかったらしく
さっきまでダラダラしてた北人くんも起き上がってた。
壱馬さんの眉を整えていると…
自然と至近距離で目が合う。
壱「…残念、もっとAさんのこと知れると思ったのに」
「っす、すいません…やっぱり秘密で」
壱「んー、まぁええけど…誰か知ってたりするん？」
「私の恋愛事情を？三代目の方々も知らないと思いますよ」
三代目の人にも、恋愛したことないって言ったことないし。
知ってるのは…本当に藤原樹だけ。
壱「……そっか」
「とにかく！もうこの話は終わりにしましょう？はい、メイクも完成しましたよ」
壱「ふふっ笑 ありがとう」
準備を終えたみんなは、本番のために楽屋を出ていく。
「……あ……」
藤原樹…。
……一度も、目が合わなかった。
助けて、くれたのよね…？
それともたまたま…？
……どうして、そんなに遠くなっちゃったんだろう…。
…いや、これでいい、これでいいはず。
だって…そもそも私はアイツのことを鬱陶しく思っていて…
アイツもアイツで…可愛い彼女がいるし…。
私と…これくらいの距離のほうが、お互いwin-winなはず…。
なのに…。
「……………」
…無視しないでよ、馬鹿。
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彼岸花(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます！どんな展開になるか想像してくださるとなんか照れくさいです笑 楽しみにしてくださってて嬉しいです、どんな展開になるかお楽しみに！ (8月29日 10時) (
レス) @page48 id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - うわぁ〜これはいっちゃん来るのかな？？壱馬くんかな？？違う展開なのかなぁ、、🤔💭楽しみです〜 (8月29日 1時) (レス) id: 343c46a3b9 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます！ちょっとずつですがいろんな関係が動いてます…！この３人のもどかしい感じをもう少し味わっていただけたらと思っています！ぜひ今後も呼んでくださると嬉しいです！ (8月23日 23時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 昨日からもうドキドキが止まらないです〜！！！いったいどうなるの藤原樹！！！壱馬さん…いや壱馬くんんん！！！！って感じです本当毎日ありがとうございます！！ (8月23日 21時) (レス) @page38 id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - みうらむさん» コメントありがとうございます！樹くんのターンお待たせしました！少しずつですが樹くんと主人公ちゃんとの関係が明かされて行く予定ですので、お楽しみに！ (8月21日 23時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年8月2日 19時
