＊２１０話 ページ11
カメラに時々見せるファンサとか
流れるような視線とか、自分に向けられたものじゃないのにドキリとする。
きっとファンも同じ気持ちなんだろうな…。
だって…あんなにも凄くて…カッコいい。
壱「……………」
「……ん？どうしました？」
壱「…うぅん、なんでもない」
「…ハッ…私こうしてる暇ありませんでした！」
メイクルームの片付けお願いされていたんだった。
壱「あ、引き留めてごめん」
「いえいえ！こちらこそ！ありがとうございました！残りの撮影も頑張ってください！」
壱「ん、ありがと」
まだ撮影が残ってる壱馬さんに頭を下げて、メイクルームまで戻った。
メイクルーム、衣装とかメイク道具でぐちゃぐちゃだ。
机の上や床やソファーに散らかった衣装を片付けて
メイク道具なども諸々片付ける。
コンタクトの洗浄液とか化粧品の粉とかで机も汚れていたから、それも拭いた。
自分のメイクブラシを全部ケースの中に入れていく。
メイクブラシを見ると、思い出す。
メイクブラシを隠されたり、入り時間嘘つかれて遅刻したとか、子どもみたいな悪質ないじめにあったことを。
…確か一度、メイクブラシが全然見つからない時があって…
仕事の合間に必死に探したときがあったな…。
………あれ？結局あの時ってどこにあったんだっけ？
誰かに…手伝ってもらった気がするけど…。
あれって……誰だっけ…？
……まぁ、いいや、思い出してもいいことないし。
でもよかった…。
三代目の皆さんに挨拶出来て。
いろいろ言われるかと思ってたけど…。
やっぱり皆さん優しくて…昔と変わらず私のこと可愛がってくれて…待っててくれた。
おかえりって言ってくれて…思わず泣いちゃったけど。
それだけで、不思議なくらい六年前の辛かったことがどうでもよくなった。
壱馬さんもTHE RAMPAGEの一員だって…
必要不可欠な存在だって言ってくれて、ついガチ照れしてしまったけど。
今の職場が…本当に好きになった。
やっぱり帰って来てよかった。
彼らと…壱馬さんと一緒なら頑張れる。
私のことを信頼してくれる人のために頑張りたい。
これからは心機一転、THE RAMPAGEを支える人として、頑張って行こう。
…にしても早急にトイレでメイク直ししたとはいえ、今日は大変だったから汗とかでメイクぐちゃぐちゃだな。
鏡に映った自分が不細工すぎて嫌になる。
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彼岸花(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます！どんな展開になるか想像してくださるとなんか照れくさいです笑 楽しみにしてくださってて嬉しいです、どんな展開になるかお楽しみに！ (8月29日 10時) (
レス) @page48 id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - うわぁ〜これはいっちゃん来るのかな？？壱馬くんかな？？違う展開なのかなぁ、、🤔💭楽しみです〜 (8月29日 1時) (レス) id: 343c46a3b9 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます！ちょっとずつですがいろんな関係が動いてます…！この３人のもどかしい感じをもう少し味わっていただけたらと思っています！ぜひ今後も呼んでくださると嬉しいです！ (8月23日 23時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 昨日からもうドキドキが止まらないです〜！！！いったいどうなるの藤原樹！！！壱馬さん…いや壱馬くんんん！！！！って感じです本当毎日ありがとうございます！！ (8月23日 21時) (レス) @page38 id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - みうらむさん» コメントありがとうございます！樹くんのターンお待たせしました！少しずつですが樹くんと主人公ちゃんとの関係が明かされて行く予定ですので、お楽しみに！ (8月21日 23時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年8月2日 19時
