＊２００話 ページ1
私がTHE RAMPAGEの専属ヘアメイクになって、一か月が経った。
「あ、ちょっと！昂秀くん！ニキビ出来てる！」
昂「あ、バレた！」
「もう、最近油分の多い食べ物食べてたでしょ？コンシーラーで隠さないと…」
昂「ごめんなさーい」
「お肌には気を付けてね」
一か月経てば、仕事にも人間関係にも慣れ始める。
壱馬さん以外の同い年から年下の人には、私も敬語じゃなくなっていた。
RAMPAGEの皆さんも、ヘアメイクの皆さんもすごく気さくで優しくて、接しやすくて…
あっという間に馴染むことが出来た。
壱「ったく、Aさん困らせんなよ」
昂「やべっ、壱馬さんにも聞かれちゃったじゃないですか！」
「えぇっ、私が怒られるの？」
陣「あーあー、壱馬の激強セコムが入ったわ」
昂「壱馬さん、Aさんのことになると怖いんですもん」
激強セコムなんて言われてる壱馬さんだけど
あの事件があったからか、彼はよく私を気遣ってくれる。
いや、気遣ってくれてるのは昔から変わらないんだけどね。
そばにいる時間が増えた分、彼の気遣いが顕著に分かるようになった。
「ふふっ、壱馬さんはいつもお肌綺麗ですもんね」
壱「ん、めっちゃ気ぃ遣ってる。だってAさんに褒められたいし」
「ほ、褒めるって言われても…」
瑠「出た、壱馬のAちゃん特有のグイグイモード」
北「ほんっと分かりやすいよね〜」
壱「…分かりやすい、よなぁ…」
「…？？」
北「こっちはビビるほど鈍いけど」
「あれ？今貶された？」
北「うん、貶した〜」
「え、なんで？」
よくわからないディスに困惑しつつ
昂秀くんのヘアメイクを終えると次は…。
樹「…お願いします」
「あ…はい、どうぞ」
藤原樹のヘアメイクの番だ。
鏡のまえに座った藤原樹は、スマホを見ているんだけど…。
……なぜか、二人きりじゃないほうが気まずい。
櫛で髪の毛をときながらヘアセットをしていく。
その間に、会話なんてものはない。
陣「そんな壱馬とは真逆に、相変わらず樹はAさんに興味なしやな〜」
何気なしに言ったであろう陣さんの言葉がグサッと胸に刺さる。
昂「でも壱馬さんにも樹さんにも敬語ですよね」
「あ、あはは…」
陣「その違いはなんなん？」
「いや、壱馬さんはお客様歴が長かったので…」
壱「常連が仇になるとは思わんかったわ」
お客様歴が長かったから、今も彼だけは敬語が抜けない。
壱馬さんは不満そうだけど。
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彼岸花(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます！どんな展開になるか想像してくださるとなんか照れくさいです笑 楽しみにしてくださってて嬉しいです、どんな展開になるかお楽しみに！ (8月29日 10時) (
レス) @page48 id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - うわぁ〜これはいっちゃん来るのかな？？壱馬くんかな？？違う展開なのかなぁ、、🤔💭楽しみです〜 (8月29日 1時) (レス) id: 343c46a3b9 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます！ちょっとずつですがいろんな関係が動いてます…！この３人のもどかしい感じをもう少し味わっていただけたらと思っています！ぜひ今後も呼んでくださると嬉しいです！ (8月23日 23時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 昨日からもうドキドキが止まらないです〜！！！いったいどうなるの藤原樹！！！壱馬さん…いや壱馬くんんん！！！！って感じです本当毎日ありがとうございます！！ (8月23日 21時) (レス) @page38 id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - みうらむさん» コメントありがとうございます！樹くんのターンお待たせしました！少しずつですが樹くんと主人公ちゃんとの関係が明かされて行く予定ですので、お楽しみに！ (8月21日 23時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年8月2日 19時
