＊１８０話 ページ31
この男…藤原樹に抱かれてたとしたら…？
今一瞬、彼のバキバキの腹筋を思い出してしまって、尚更顔が熱くなった。
なんなの私の脳みそ、なんで自らを追い込んでるの！
そもそも…相手が藤原樹じゃなくたって気になるものじゃない？
私…初めて、だし…。
酔っちゃった私が言うのもアレだけど…
酔っ払った女を襲うとか最低なことよね…。
…あんなに可愛い彼女までいて。
私の処女を奪ったかもしれないってだけで嫌悪感湧いてもいいはずなのに…。
なんで、恥ずかしさだけを感じるんだろう…。
「…嫌」
樹「……………」
「……アンタを意識しそうになってる自分が、嫌…」
樹「っ！」
あーもう！何言ってるんだろ！
「やっぱり今のなし！もう教えてくれなくていい！」
樹「ふっ笑 可愛い」
「かっっ…またからかってるんでしょ！そういうのもういいから！」
隙を見せればすぐからかってくるんだから！
お酒に手を伸ばそうとしたとき…
彼の瞳と目が合った。
樹「………試してみる？」
「………は…？」
突然言われた言葉にガッチリと固まった。
試してみる…タメシテミル……？
樹「…Aさんがそんなに気になるなら…本当に抱いたか確かめてみよっか」
「た、しかめて、みるっ…て…」
樹「…俺の家、来る？」
「っ！？」
グラスを持つ手があからさまに震える。
またからかってるだけ、そうに決まってる。
そう思いたいのに…なんでそんな目してるの…？
ぞくりと背筋が凍った。
その目は…あの時の…
喉にキスマークを付けられたあの時と同じ瞳で…。
ギュッと目を閉じた。
「…そういうのっ…やめて…」
樹「……………」
「…そういうのは、本当に好きな人にしか言っちゃダメなんだから…」
樹「……………」
「そういう欲の、捌け口にしようとしないで」
樹「……本気だって思ってくれないの？」
「っ………」
樹「…まぁ、そうだよね」
「……………」
樹「ごめん、もうこういうこと言わないから」
「……………」
なんで、心臓がギュッとなるんだろう。
自分から、好きな人にしか言っちゃダメって言っておきながら…。
いざ謝られると…胸が締め付けられる。
そんなこと言わないでよ。
からかわないでよ。
本気だなんて、思えるわけない。
私は彼と違って…考えてること分からないし。
見透かすことなんて出来ないから。
これ以上…変に勘違いさせないで…。
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彼岸花(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます！大好きだって言ってくださって本当に嬉しいです！私のペースでのんびりやっていきたいと思います！夏休み期間に入ったらまたたくさん投稿したいと思っているのでよろしくお願いします！ (8月2日 19時) (
レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - いつも楽しく拝見してます。本当に大好きな作品です。彼岸花さんのペースで！！これからも応援してます。 (8月2日 1時) (レス) @page50 id: 094c8809cf (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - y0u（よぅ）さん» コメントありがとうございます！テストで更新滞ってしまうの本当に申し訳ないです>< なんとか再試ないように頑張りますので気長にお待ちいただけると幸いです！ (7月25日 18時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
y0u（よぅ）(プロフ) - いつも楽しく読ませて貰ってます！！ テスト、頑張ってください！！笑 (7月25日 14時) (レス) @page42 id: 424b4648f0 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - 紫雨さん» コメントありがとうございます！お久しぶりです、お忙しい中作品を読みに来てくださって嬉しいです！ありがとうございます！これからも自分のペースで頑張っていきたいと思いますので、また読みに来てくださると嬉しいです！ (7月19日 0時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年7月4日 19時
