百六十九通目 ページ20
「はい、もしもし」
壱「もしもし、川村です。A、起きてた？」
「うん！元気！」
壱「元気？笑 ならよかった」
壱馬くんの声…何度聞いてもかっこいいな…。
ライブの時もそう思ったけど…
電話越しの声も素敵だなって思っちゃう。
壱「なんかテンション高くない？」
「桃花ちゃん…友達と飲みに行ってきたの！楽しかったなぁ〜」
壱「へぇ…声で楽しかったって伝わってくるわ笑 どんな話したん？」
「えっと…壱馬くんの話と…誕生日プレゼントの話と…」
壱「ふふっ笑 うん笑」
「元カレの話と、元カレからもらった香水使ってるって話と…」
壱「……ちょっと待って、今なんて？」
「え？壱馬くんの話と…」
壱「ちゃう、その後」
「…元カレからプレゼントされた香水使ってる…」
壱「それや、それ。なんでそんなもん使ってるん」
声が低くなった壱馬くんに、余計なこと言ったと今更ハッとした。
酔って頭働いてなかった！？
「ち、ちが、あの、もう捨てるよ？」
壱「……未練とかないよな」
「ない！ないです！私壱馬くんが好きだし！今日も壱馬くんの写真見ただけで照れちゃうくらい好きだなぁって思ったし、今電話出来て嬉しいし…さっきもずっとプレゼントのこと考えてたし…」
壱「…………」
「……壱馬くん？」
壱「…A、酔ってるやろ」
「えっ！？」
壱「…マジで、そんな姿ほかの男に見せてたとか考えるとムカつく」
「ご、ごめんなさい！？」
壱「…そんな可愛いと、この前会ったばっかなのに、もう会いたくなるやん」
切なげな彼の声に、心臓が跳ねる。
「…誕生日にまた会えるよ」
壱「今すぐ会いたい」
「…壱馬くん…」
壱「…会って……」
「……………」
壱「…とりあえず香水捨てたるわ」
「………壱馬くん、怒ってる？」
壱「ん？怒ってへんよ？」
…怒ってるやつだ…。
壱「で、そのまま元カレのことも全員分聞き出して」
「っ……」
壱「…元カレの名前も忘れるくらい、俺でいっぱいにしてあげる」
掠れたような、甘すぎる声。
あまりの破壊力にソファーに突っ伏してしまった。
本当に来たら心臓止まるからやめてください！
会いたいけど！
桃花ちゃん！壱馬くん全然嫉妬するほうだよ！
こんなこと絶対人には言えないけど！
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彼岸花(プロフ) - 玲生さん» コメントありがとうございます！最高でしたか？そう言っていただけて嬉しいです！またほかの作品も読んでくださると嬉しいです！ (3時間前) (
レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
玲生(プロフ) - もーーさいこうでした！！！ (5月1日 22時) (レス) @page47 id: 7f34fd14ff (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます！応援ありがとうございます、活力になります！新作もぜひ覗いて見てください！ (2023年4月11日 10時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - コメント失礼します！完結おめでとうございます！この作品が更新される度にドキドキワクワクしてました😆これからもから陰ながら応援しております！新作楽しみです💗 (2023年4月11日 7時) (レス) @page47 id: 44272a33cd (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - みーこさん» コメントありがとうございます！結婚後のお話は考えていませんでしたが前向きに検討したいと思います！新作もぜひ覗いて見てください！ (2023年4月10日 9時) (レス) @page47 id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年3月18日 18時
