百六十七通目 ページ18
「おめでとう〜A！」
「ありがとう、桃花ちゃん」
カツンッとグラスとグラスがぶつかる。
随分と久しぶりな、桃花ちゃんとのサシ飲み。
壱馬くんと正式にお付き合い出来たと報告したことから、今日の飲みが決定した。
「マジで聞きたいこと多すぎて個室にしたもんね」
「あはは…桃花ちゃんにはいろいろお世話になってるから、答えられる範囲ならなんでも話すよ」
「待って、聞きたいこと多すぎて整理できてない」
そう言って笑った桃花ちゃんは、私が幸せそうなのを本当に喜んでくれている。
「相手はどんな人？年齢は？年収は？なんの仕事してる人？どこ出身で血液型は…」
「ちょ、詰め込みすぎだよ笑」
「ごめん、気になりすぎて」
「歳は私より三つ下で…」
お仕事は言えないとして、年収なんて知らないし…。
「大阪出身で、血液型はB型。ちゃんと働いてる人だよ」
「本気で好きになったんでしょ？！どんな人なの？」
「どんな人って言われても…優しくてカッコよくて…仕事にも真摯に向き合ってる人…かな」
「…アンタからそんなまともな惚気が聞けるとは思ってなかったわ…」
「ちょ、桃花ちゃん泣きそうになってない！？」
もはや母親みたいな立ち位置の桃花ちゃんに笑っちゃうけど…。
私、心配かけてたんだな…。
「でも手紙から恋に落ちるとか不思議よね〜、もう運命にしか思えないわ」
まぁ、お兄ちゃんとか吉野さんのフォローもめちゃくちゃあったんだけどね…。
そこを話すと長くなるけど…。
「もうすぐ誕生日みたいだから、プレゼント用意するんだ」
「いいね！新年早々ラブラブじゃん」
「いっぱいリサーチしないとね」
「アンタ今まで元カレに誕生日プレゼントとかまともなもん貰ってたの？」
「え？あー…お兄ちゃんからは毎回貰ってるけど…。あ、でもだいぶ前に貰った香水、あれは割と匂い気に入ってて使ってる」
ちなみに既婚者だった元カレからプレゼントされたもの。
「…それ捨てたほうがいいわよ」
「え？まだ使用期限大丈夫だと思うんだけど…」
「そうじゃなくて！それマーキングだから！ほかの男のプレゼントした香水なんて捨てなさい！！」
「マッ！？そ、そっか…そういうものか…」
マーキングという言葉のパンチが強すぎて衝撃的だった。
何も考えてなかったな…もうすぐ使い終わりそうだけど。
私大人なのに、恋愛のことなんにも知らないんだな…。
本当に子どもって感じする。
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玲生(プロフ) - もーーさいこうでした！！！ (10時間前) (
レス) @page47 id: 7f34fd14ff (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます！応援ありがとうございます、活力になります！新作もぜひ覗いて見てください！ (2023年4月11日 10時) (レス) id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - コメント失礼します！完結おめでとうございます！この作品が更新される度にドキドキワクワクしてました😆これからもから陰ながら応援しております！新作楽しみです💗 (2023年4月11日 7時) (レス) @page47 id: 44272a33cd (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - みーこさん» コメントありがとうございます！結婚後のお話は考えていませんでしたが前向きに検討したいと思います！新作もぜひ覗いて見てください！ (2023年4月10日 9時) (レス) @page47 id: ea547107ff (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 完結おめでとうございます👏毎回、更新を楽しみにしてました。結婚後のお話を書いて欲しいです。新作も楽しみにしております。 (2023年4月10日 6時) (レス) @page47 id: 9ba221d380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年3月18日 18時
