ケンカップルにご用心！【２】【新門紅丸】

番外編 3 ページ8

紅丸｢‥‥で幸ノ助、ひとつ聞いていいか？」



幸ノ助｢ん？何だ？」



紅丸｢このユビワって奴は浅草でも手に入るのか？」



幸ノ助｢いやぁ、浅草でこういうの売ってる店なんざ見たことがねぇなぁ。やっぱり皇国にしか売ってないとだろう。」



紅丸｢‥‥‥‥そうか、すまねぇな。」




なんだ



やっぱり手に入らねぇのか




幸ノ助｢あっ、いや、ちょいと待てよ‥‥‥‥皇国にいる俺のダチが確かこういう店やってた気がするなぁ。」




紅丸｢！！本当か！？」





幸ノ助｢あぁ！！確かそんな奴いたぞ！！して思い出した思い出した！！」





これは思っても見かったことだ




幸ノ助に1つ借りができちまったな。





幸ノ助｢風呂からあがったらそいつにちょいと電話してみるよ。」




紅丸｢わりぃな、幸ノ助。助かる。」




幸ノ助｢あぁ〜こうしちゃいられねぇ！！紅ちゃん！！さっさと上がるぞ。」




紅丸｢あぁ。」





俺は幸ノ助に言われるがまま風呂から上がることになった。




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥




幸ノ助｢もしもし‥‥‥‥お〜かっちゃん、久しぶりだなぁ元気にしてたか？」





幸ノ助｢あのよぉ、お前確か指輪の店開いてたよな？
あぁ、それがなぁ、俺のダチでその指輪を買いてぇって奴がいるんだよ〜だから今度お前んとこの店を伺ってもいいかい？‥‥‥‥本当か！？ありがとな！！」





紅丸｢(コイツ久々話すってのに何でこう‥‥遠慮なくグイグイ話すんだよ。)」





幸ノ助｢日時は‥‥明日！？ちょっとそのダチに空いてるかどうか聞いてみるよ。」





幸ノ助｢おい、紅ちゃん、明日は非番かい？何かそいつが明日しか空いてないらしくてな‥‥‥明日でも大丈夫か？」





紅丸｢ん？あぁ、明日は非番で紺炉とAが担当になっているから問題ねぇよ。」





幸ノ助｢おぉ、すまねぇな。ありがてぇ。」





幸ノ助｢明日大丈夫だとさ‥‥‥ん？確認する事？
そりゃないんだい？‥‥‥‥‥あぁ〜なるぼどね‥‥そりゃそうだよなぁ‥‥‥わかった、その事もダチに伝えとくよ。すまねぇな、急に電話かけて‥‥‥そんじゃ明日な！！」





ガチャッ






幸之助｢紅ちゃん、明日OKだとよ。」



紅丸｢わかった‥‥何から何まですまねぇな。」




幸ノ助｢いいって事よ！！紅ちゃんとAちゃんが喜んでくれるならこんくらい任せてくれ！！」




幸ノ助が笑った顔を見て少し嬉しかった。

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