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蓮に返信してトイレを出た
少しだけ休憩したのと新鮮な空気を吸ったからか行きほどふらつくことなく戻ることができた
扉を開ければすでにみんなの騒がしい声が聞こえる
証明が薄暗い階段をあがろうと足をあげたとき、誰かに腕を引かれた
樹｢A、大丈夫？酔っ払った？｣
私の腕を引いたのはグラスを片手に持つ樹くんで。そんな樹くんはきっと私より酔っ払った顔してる
あ｢ほんっと久しぶりにこんな酔っ払った…｣
そう笑えば、
腕を掴んでた手は腰に回っていて
あっという間に扉と樹くんに挟まれた
…て、これ初めて会った時と同じじゃん
なんて思ったら可笑しくなってしまう
樹｢何笑ってるの｣
あ｢いや、樹くんと初めて会った時みたいだな〜て思い出しただけ｣
樹｢あの時の再現だから笑｣
ふざけて笑う樹くんからふと視線をあげると
すぐそこ、ガラス越しに盛り上がるみんなの姿があった
あ｢こんなことしてたらみんなから見えてるよ！｣
やんわりと腕から抜け出して階段をのぼろうと思ったけどそう簡単にはいかず、、
私の視線の先が分かった樹くんは
樹｢実はこの場所上からは死角で見えないんだよね〜｣
2人の距離をさらに近づけては
樹｢こっちからはみんなが見えてるのに
あっちからは俺らがどんなことしてるか見えてないってドキドキしない？｣
意地悪に笑った顔も言葉の意味もすぐには分からなくて
私の目を捉えて離さない樹くんにただただドキドキしていた
こんなに心臓が早く動くのはアルコールを摂取しすぎたからなのかなぁ
とか考える私の頭は酔っ払いにしては冷静
それが樹くんにも伝わってて
樹｢A酔っ払ってもあまり変わらない人なんだね｣
あ｢そんなことない、今だってフラッフラしながらトイレから帰ってきたんだよ｣
樹｢そっか〜じゃあ俺が今から何しようとしてるか分かる？｣
あ｢…それは、、｣
この距離とこの体勢、
酔っ払ってたって分かる
このままじゃまずいってことも分かる。
分かるけど、どう抜け出したらいいか
どうやったら逃れられるか全く分からない
樹｢分かるんだ笑｣
ほら、また意地悪に笑う
腰に回されていた手は頬に添えられて
そっと親指で唇をなぞった
樹｢A、まだお酒足りてないんじゃない？｣
そんなことない、
答えようとした
その一瞬、グラスに残るシャンパンを樹くんは飲み干した
そしてそのまま私の口を塞いだ
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ゆか - 話作るのがうまいですね。きゅんとしました。 (2020年3月15日 15時) (
レス) id: 973944fe26 (このIDを非表示/違反報告)
ハロ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます！スノストどちらも好きなので嬉しいです！昨晩一気に読みました！続きを楽しみにしてますー！ (2020年2月19日 9時) (レス) id: 04eaede967 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - このメンバーだと、ホストストーリー読みたくなりますよね。アイドルとか芸能人じゃないストーリーが好きです。 (2020年1月18日 21時) (レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)
パリス(プロフ) - 続きがものすごく楽しみです！更新、大変かと思いますが頑張ってください！ (2020年1月15日 21時) (レス) id: 26b299a11e (このIDを非表示/違反報告)
目黒 あやね★ - とてもいいお話ですね！更新頑張ってください♪ (2019年11月13日 16時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやぱむ | 作成日時：2019年11月7日 23時
