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ずっと難しい顔をしている翔太さんに連れてこられたのは衣装部屋だった
あ｢翔太さん…？｣
呼びかけると変わらず難しい顔をしたままの翔太さんと目が合った
渡｢蓮と何してた？｣
あ｢…えっと、何て言われたら話してたになるんですけど…｣
渡｢あの距離で？何もされてない？｣
あ｢何もされてないですよ
ただ、めめも酔ってたから｣
渡｢なんで、ひかるって。めめって。呼ぶの｣
あ｢それは…さん付けも敬語も距離感じるからダメだって言われたんです｣
敬語使ったらキスするて言われたなんてとても言えないけれど、、
なんて思ってたらふわっと翔太さんの匂いに包まれた
渡｢ごめん、俺さ今めちゃくちゃ後悔してる。Aちゃんにここで働いてって言ったこと
毎日ヘアセットしてもらいたいからって言ったけど本当は毎日Aちゃんに会いたいなって思ったからで。だったら俺が毎日美容室に通えばよかった｣
私を優しく抱きしめている翔太さんはどんな表情で言ってるのか分からないけれど、翔太さんの真っ直ぐすぎる言葉はなんだかくすぐったくて恥ずかしくて私はどんな言葉を返せばいいのか分からなかった
渡｢A？｣
さっきまでAちゃんて呼んでたのに
急に呼び捨てするのはずるい
抱きしめたまま私と視線を合わせる翔太さんとの距離はあまりにも近すぎて顔なんてまともにみれない
渡｢ねぇ、こっち見て？｣
少し目線をあげればいつもみたいに優しく微笑んでる翔太さんがいて
渡｢Aは誰にも食われたらダメだから。分かった？？｣
あ｢…はい｣
渡｢だから俺も翔太て呼んでくれる？｣
あ｢…翔太｣
名前を呟けば照れたように笑うから
その照れ笑いは私にも伝染してしまう
ここの人たちはみんな距離の詰め方が
異常なほどに近い
それはやっぱりホストだから？
私が戸惑うこの距離感だってもしかしたらみんなには当たり前なのかも
ほかの女の子にも同じなのかも
そんなことを1人考えては勝手に少しだけ悲しい気持ちになってしまった
だけど、
ここで出会った彼らは
どんな人で、
何が好きで、
何が嫌いで、
この煌びやかな夜の世界に生きる彼らの日常がどんなものなのか気になった
もっともっと、知りたくなった
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ゆか - 話作るのがうまいですね。きゅんとしました。 (2020年3月15日 15時) (
レス) id: 973944fe26 (このIDを非表示/違反報告)
ハロ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます！スノストどちらも好きなので嬉しいです！昨晩一気に読みました！続きを楽しみにしてますー！ (2020年2月19日 9時) (レス) id: 04eaede967 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - このメンバーだと、ホストストーリー読みたくなりますよね。アイドルとか芸能人じゃないストーリーが好きです。 (2020年1月18日 21時) (レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)
パリス(プロフ) - 続きがものすごく楽しみです！更新、大変かと思いますが頑張ってください！ (2020年1月15日 21時) (レス) id: 26b299a11e (このIDを非表示/違反報告)
目黒 あやね★ - とてもいいお話ですね！更新頑張ってください♪ (2019年11月13日 16時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやぱむ | 作成日時：2019年11月7日 23時
