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・＿LAW＿
「あれか！街のヤツが言ってた商船って！」
「デケェな〜！」
物資の調達の為、島に上陸して二日目。
この島に商業船が来ると聞いたのは昨日の事だった。
商業船なら物資も豊富に積んでるだろうと踏み
昨日は一日島を散策して
調達は今日しようと思っていた。
見えて来たデカい商業船に興奮気味なクルーたち。
港に着くとその商業船を待っていた
島の住人たちで溢れ返っていた。
「キャプテン米ありますよ！買って行きましょ！」
「パンもいいですか！？」
「俺は酒が飲みてェ！」
「…あァ。好きなだけ買え」
「「「アイアイキャプテン！」」」
買い物はクルーたちに任せて
俺は人の少ない場所で待っていた。
商船からは次々と積み荷が下りてくる。
力仕事なだけに大柄な男が多い中
ふと目についたのは、一人の小柄な男。
……いや、アレはどう見ても男じゃないだろ。
男にしては小さく線も細いし
帽子を深く被り、こんなクソ暑いのに長袖長ズボン。
故意的に全てを覆い隠しているように思える…。
ソイツから何故か目が離せなくなった。
そして、荷物を運び終えたソイツが
汗を拭く為、一瞬だけ帽子を上にずらしたその時
「ッ！！」
俺は目を見開いていた。
ほんの一瞬だったが見えた気がした。
「母と同じ色なんだ」と笑っていた
あの頃のアイツの目と同じ色の目を、見た気が…。
それからずっと遠目で観察していたが
確信には繋がらない。
でも、あの目の色をした人間に
俺は今まで会った事が無い。
もし俺の考えが当たっていたなら……
「……いや、どうする事も出来ねェだろ」
自嘲気味な笑みが零れる。
もしアイツだったとして、だから何だと言うんだ。
最期に会ったのは10年以上も前の事だし
そもそもアイツが
俺を覚えているかすら分からないっていうのに。
色んな考えを巡らせていると
買い出しを終えたクルーたちが
荷物を抱え戻ってきた。
満足そうに笑うクルーたちを後目に
男と親し気に話すアイツを最後にもう一度見遣る。
「……こうなったら、どうにか確認してみるしかねェか。」
「え？何か言ったキャプテン？」
「いや。何でもねェ…」
一度、疑問を抱いた事は
納得するまで調べないと
気が済まないタチなんだ、俺は。
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ベビーカステラ(プロフ) - あんちょろさん» あんちょろ様！コメントありがとうございます！たった今、パスワード解除しました！これからも読んでもらえると嬉しいです！ (2023年4月3日 0時) (
レス) id: 6cc3977ac9 (このIDを非表示/違反報告)
あんちょろ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪次のお話はパスワードついてましたがまだ編集中の未公開ということですか？ (2023年4月2日 0時) (レス) @page50 id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
ベビーカステラ(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして、コメントありがとうございます！勿論、オチはローさんにする予定です！これからも読んでもらえると嬉しいですっ！ (2023年3月24日 9時) (レス) id: 58c35d3d2b (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2023年3月23日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベビーカステラ | 作成日時：2023年3月16日 13時
