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「拓弥くん!」
勢い良く空き教室のドアを開けたけど、そこは端に寄せられた机と椅子だけでガランとしていた。拓弥くん、いない…
「Aちゃん、」
「……やま、ざきくん…」
山「Aちゃんって結構おバカなんだね」
山崎くんがポケットから取り出したのは拓弥くんのスマホだった。…なんで山崎くんが?私が考えてる事なんて見透かしたように、山崎くんが笑う。
山「草川も草川で、隙ありすぎだけど」
「……」
山「…なんで怖い顔してんの?俺もAちゃんと仲良くなりたいなって思ってんのにさ」
「……嫌、」
山「何でよ?小笠原とはここで仲良く弁当食ってたじゃん」
そうだ。ここ、海くんとお弁当食べた場所だっけ。…見られてたんだ。
山「あいつらばっかズルいじゃん」
「…っ、触んないで!」
この前のように腕を振り払う。山崎くんはまた怖い顔をして、近くにあった椅子を蹴った。大きい音が立って、肩が跳ねる。一歩一歩近付く山崎くんと、後退りする私。机に体がぶつかって、ガタンと音がした。
山「…男嫌いなんだっけ。面白いね」
山崎くんが笑いながら両手を私の肩に置く。嫌だよ。触らないでよ。助けて、
「っ…拓弥くん、」
山「だからさ…草川草川うっせえよ」
山崎くんの手が私の太ももに触れた。もう涙を我慢する事は出来なくて、そんな私を見てまた彼は笑った。
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な な .(プロフ) - まいめろさん» コメントありがとうございます!それぞれのお話後日公開しようと思います! (2017年5月20日 22時) (レス) id: 41e39c4ebf (このIDを非表示/違反報告)
まいめろ(プロフ) - この話大好きで更新楽しみにしてて、今回終わってしまったけど本当に面白い作品でした!!出来れば稜雅くんと由香ちゃん、海くんと女の子のお話も読んでみたいです!! (2017年5月19日 6時) (レス) id: 5d49ea269e (このIDを非表示/違反報告)
な な .(プロフ) - 田中れなさん» 大好きと言っていただけて嬉しいです( ; ; )頑張ります! (2017年5月5日 22時) (レス) id: 41e39c4ebf (このIDを非表示/違反報告)
な な .(プロフ) - エムさん» ありがとうございます( ; ; )暖かいお言葉ありがとうございます!頑張ります^_^ (2017年5月5日 22時) (レス) id: 41e39c4ebf (このIDを非表示/違反報告)
田中れな - な な .さん» このお話大好きです!更新頑張ってください!応援してます^^ (2017年5月5日 14時) (レス) id: 2b82d704e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な な . | 作成日時:2017年4月17日 22時