分からないこと03 ページ4
GDside
落ち着いた雰囲気の店に似つかわしくないこの6人
時々、店の照明に照らされてキラキラ光るヒョンのインダストリアルを眺めてた
「俺が言いたいのは吸いすぎじゃない?
ってこと」
「お前も立派なヘビースモーカーだな」
「タッピョン笑い事じゃないよ!」
すまんすまんって謝るタッピョンの横でなにくわぬ顔のヒョンは着ていたジャケットのポケットから見覚えのある箱を取り出した
「ヒョン…それ…」
「たまに、吸いたくなるんだよね…」
ヒョンと初めて会った時もこれを吸っていた気がする。
きっとそれは俺にとってもヒョンにとっても、初めて会った時の感動よりも、昔の過去を思い出してしまうもの。
「セブンスター?…」
った呟いたディライトにスンリが
「あぁー!ヤンキーがよく吸ってるやつ!」
なんて大声で叫ぶからヨンベにすごい怒られて
「昔吸ってたやつか、初めて会った時は本当に輩みたいだったしな」
「それはこれのイメージでしょ。ただ、俺はこの味が懐かしいだけ…」
目を伏せたヒョンがスゥーって煙をはいて、さほど残ってない料理に手をのばした
「…すてれば…?」
「…え?」
「そんな嫌な思い出思い出すものすてれば?」
カラコンが入ってない茶色の裸眼の目をまっすぐに見つめた
「お前、今日なんか可笑しいぞ」
「…なんも可笑しくないよ…」
「可笑しいだろ?いきなりタバコ吸うなとか
嫌なもんなら捨てろとか…」
他のメンバーも俺たち二人を見てどうしていいかわからないみたいだけど、
ヒョンの隣にいるタッピョンをみたら目を伏せて呑気にワイン飲んでるし、自分の横ではマンネのスンリが俺とヒョンを交互に見て口を開けてアワアワしてるし、なんだよこの差はって心の中で思った時
「ジヨン、お前は俺をどうしたい訳?」
少しざわついていた心の中の何かが弾けた気がした
「いや、どうしたいとかそんなことじゃなくて…」
「お前は俺のなんだよ」
俺の声を遮るように言ったヒョンを見つめ返すことしか出来なくて
「ちょっとAヒョン言い過ぎですよ」
スンリが止めに入って、ヨンベとディライトともすぐさま止めにはいった時、タッピョンがふと、呟いた
「お前年下に心配されるってどうよ…」
さっきと全く同じ言葉、だけどその言葉に馬鹿にしたような笑いはなくて、とても静かな言葉だった。
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みー(プロフ) - omiu8899さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます! (2021年10月28日 20時) (レス) id: 0de76ffd12 (このIDを非表示/違反報告)
omiu8899(プロフ) - BIGBANG男主作品少ないので、出会えて嬉しいです!!!!!!そして、ジミナと絡ませてくださり、感謝感激です!!!ありがとうございます!!!!! (2021年10月19日 0時) (レス) id: 8cab90b17e (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - れもんさん» わぁー待っていてくださるなんて!本当に嬉しいお言葉です(*´-`)色んな絡みを書きたいと思います。いつになるかわかりませんが続編を気長に待っていてくださいφ(..) (2018年8月2日 19時) (レス) id: c9aa76d1c4 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 続編出るなら楽しみに待っていますね♪BTSやEXO などの絡みを書いてくれたらなぁなんて…(°▽°)すいません大人しく待ってます笑 (2018年8月2日 7時) (レス) id: deb211a472 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - れもんさん» コメントありがとうございます!お話がもういっぱいになってしまったのですが、続編にいこうかいかないか迷っています…(--;) (2018年8月1日 20時) (レス) id: c9aa76d1c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よー=みー x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=misato1025
作成日時:2018年2月2日 18時