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A
・
元気になったかと思った潤は風邪をぶり返したようで。
もう一日いることになった。
辛そうな潤を見てるとほんとに辛い。
「雅紀、潤見てて。家帰るから」
家のこともしなきゃ、といいながら智にぃは帰ってしまった。
和は座りながら寝てしまっている。
ふと、隣を見るとほんのり顔が赤い翔にぃが座って何かを書いてるのが見えて。
勉強、なのかな。
分かんないけど。
「ふわぁ〜…。雅にぃ喉乾いた」
「自販機、あったよ」
「んー、行ってくる」
まだ眠そうな和はゆっくりと病室を出た。
潤と俺と翔にぃ。
シーンとしてるのはあまり好きじゃない。
でも、話し相手がいないんじゃ黙ってるしかない。
早く帰ってこーい、和。
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作者名：櫻宮 | 作成日時：2018年3月11日 18時
