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昼になると隣は騒がしくなった。
その中に医者も混じっていて楽しそうにしている。
いつも潤の周りは人がたくさん居て。
俺の周りなんて嫌う人だらけ。
窓の外を見ると中庭が見えて楽しそうに遊ぶ子供やいろんな人達がいて。
いいな、なんて思ってしまう。
「翔くん、外はダメだからね？」
いつの間にか隣に来ていた医者はそう言い放つ。
「別に………出たくない」
「えぇ。出たそうにしてたけどなぁ」
隣に座った医者はしばらくはここに居るんだろう。
「……好きな食べ物は？」
「は？」
ニコニコして聞いてくる医者。
「昼ご飯も少ししか食べてないし。好きな物なら食べれるかなぁって」
好きな物、ねぇ。
別に………ないや。
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作者名：櫻宮 | 作成日時：2018年3月11日 18時
