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気づけば翔にぃはいなくて。
退院したと聞いて家に帰ったけどいなくて。
智にぃは気にすることもなく。
放課後、体育館倉庫にボールを直し帰ろうとしたら。
クスクス笑いながら帰っていく人達を見つけた。
たぶん、一個上の人…。
なぜか気になってその人たちが来た道を行けば。
うつ伏せになって動かない翔にぃを見つけて。
「翔にぃっ…！」
揺すれば少し目を開け視線がバッチリ合って。
「………帰れよ…」
そう、1言呟き翔にぃは目を閉じてしまった。
見捨てるわけにもいかず、翔にぃをおぶって帰って。
家に帰れば、智にぃは翔にぃには触れなくて。
翔にぃの部屋に寝かせた後、リビングに向かった。
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作者名：櫻宮 | 作成日時：2018年3月11日 18時
