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次の日。
潤達よりも早く退院の手続きを済ませ家に帰る。
自分の部屋に入り久しぶりの制服に腕を通す。
医者に渡された薬と教科書を鞄に詰め込み、家を出た。
学校まではさほど時間はかからなくて。
あっという間に着いてしまい、教室に行く前に屋上へと足を進めた。
ギィ、と重い扉を開けフェンスに寄りかかるように座る。
グラウンドでは何人かが朝練なのか、走っていて。
きっと、教室に行けばまたいじめられるんだろうなとか頭に浮かんだ。
いっそのこと、ここから落ちればいいんだけどそんな勇気は持ってない。
しばらくぼーっとしてたら時間になって。
悪夢の時間を知らせるチャイムが鳴り響いた。
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作者名：櫻宮 | 作成日時：2018年3月11日 18時
