●（orange） ページ6
かわいいお婆ちゃんやったなぁ♪
店を出ると大通りで、何も考えずにさっき来た方へ歩きだし、角を曲がってから立ち止まった
『あれ？…』
狭い路地は？
白い花の看板があったはずやけど…
確かめようと今来た道を戻って、店があった辺まで行くと1時間程前に見たはずの細い路地はある。でもその先は真っ暗でいくら目を凝らしても奥に見えていたオレンジ色の灯りは見えなかった。
さっき出てきたのはこの道ではなかったし
看板もない
僕の思い違いだろうか
『…？』
どう考えてもハテナが浮かぶばかりだった。
月はだいぶん上まで上がっている
月明かりの中を公園を横目に、自分の短い影を踏みながら、少し早足で家に帰った
風呂から上がって
ビールを飲みながらカーテンを開けて、ベランダに出たら月が小さな雲に隠れていた
ここはそんなに風なんか吹いていないのに空の高い所には風があるのだろうか
雲が割と速く流されているのが分かった。
『さっぶ！』
中入ろ
ベットに入ってメールチェックをしながらの寝落ちの瞬間、今夜の洋館のシルエットが見えた気がしたけど、またすぐ僕の意識は暖かなベッドへと吸い込まれて行った。
次の日、仕事の本番中に
そういえば、昨日買ったスタンドがまだ紙袋に入れたままな事に気が付いて
『あ！』
って小さい声が出てしまって
隣に座ってたヤスに
『どうしたん？』
ってかわいく首を傾げて聞かれて
今日はかわいいモードなんやな
『なんでもあらへんよ』
と答えながら
家に帰ったら袋から出して、部屋に飾ってあげなな………と思った
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key(プロフ) - ふわりさん、はじめまして。感想ありがとうございました。なにぶん初心者なもので、勝手が分からずお礼が遅くなりすみませんでした。文章を作る難しさを感じ、自信を無くしていたので、素敵なお話しと言っていただきうれしかったです。ありがとうございました。 (2017年5月4日 18時) (
レス) id: 57cf30034c (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - はじめまして。こういうファンタジーな世界ってさじ加減が難しいなぁ、と思うのですが、このお話は不思議さの具合がちょうどいい！リアルからかけ離れすぎてると入り込めなくてしんどいけどとても気持ちよく入り込める世界観でした。素敵なお話でした。 (2017年4月26日 21時) (レス) id: aa255c5fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるいも | 作成日時：2016年10月28日 0時
