【トリップ】嘘つきテディの幸福理論【ｲﾅｽﾞﾏｲﾚﾌﾞﾝＧＯｷﾞｬﾗｸｼｰ】 ｐａｒｔ５

幸福理論９０ ページ25

会場から帰ってきて、いま宿舎にいる。
松風は疲れた〜と声を上げた。
俺は携帯を弄りながら部屋に向かっていく。

「Aさん、ちょっと…話せませんか？」

剣城は俺の腕の裾を掴む。
俺は、ん？と首を傾げた。
…話、か。まぁいいか、それくらい。


「いいよ。…じゃあ、外、…いこっか」
「はい」


俺は目を赤く光らせた。
…“Aさんは、どこのチームに所属していたんですか”か。

どう言うかな…。
できるだけ、本当のことを言いたいけど…。

俺は、ＩＪのメンバーだけは…信じていたい。
いや、信じなきゃいけないんだ。
こいつらといれば、俺は、変われる。

“忌み子”の俺から…変われる気がするんだ。



「…これが、俺の望んだ結果だよ。レット…」


ポツリと呟いた。

剣城は、そんな俺の手を引いた。

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