【トリップ】嘘つきテディの幸福理論【ｲﾅｽﾞﾏｲﾚﾌﾞﾝＧＯｷﾞｬﾗｸｼｰ】ｐａｒｔ５ (ページ20)

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幸福理論８８ページ20

俺はまた赤い目を光らせた。

「お前ら･･･俺の能力、どう思うか･･･心ん中で考えてみ」
「え？あ、あぁ、はい」

みんなに意識を集中させる。

「･･･みんなそろって同じこと考えてるんじゃねぇよ」
「えっ！」

なんか･･･こいつら仲いいのか？

「“そんな能力、どうやったら得られるんだ？”」

みんな肩を震わせた。

俺は目を見開く。

「･･･“なんで、思ってることが･･･っ！？”」

「！」

全部、図星のようだ。
俺は赤い目を閉じ、青い目を光らせる。

「これが、第三の能力･･･“目を盗む”だ」

長時間使うと立ち眩みがするけどな。と言って俺は笑った。

「･･･能力を使うときは、目が赤くなるんですか？」
「そうみたいだな。･･･まぁ、今まで気付かなくて片方だけ能力使っていたみたいだけど」

そのせいでオッドアイになっていた。
多分、６年前から赤い目出しっぱだったから立ち眩みが酷かったんだと思うけど。

「･･･目のリスク･･･ってことですか？」
「まぁそんな感じのもんだろ。･･･でも、“ビジョン”のリスクも半端じゃない」
「び、ビジョン？」

鉄角は、んー？と頭を抱える。
･･･馬鹿には重い話だな。

「俺にはいくつかの能力がある。“目”の能力なら“欺く”“合わせる”“盗む”」
「じゃあ、その“ビジョン”は･･･？」

「ビジョンは･･･“x”“α”“β”だな」

「ど、どういう意味だ？」

みんな、また息を呑んだ。