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そのまま気まずい空気になって、解散することになった。
ぼーっとしながら帰っていると、わっ！と後ろから誰かに驚かされた。
『ぅわっ！って、なんだ。北斗か....』
「なんだとはなによ」
『んーん、なんでもない』
「どうしたの、元気ないじゃない」
『んー、そう？』
「貴方分かりやすすぎでしょ、なにがあったの」
『んー』
って、会話になってない会話をしていると痺れを切らした北斗がグイッと私を引っ張って止まる。
「ねぇ、俺言ったよね？Aが辛い時、1番に頼ってって」
目が合った北斗はとても悲しそうな、でも、優しい顔をしていた。
気づいた頃には涙が頬を伝っていて、それを北斗の男らしい指で拭ってくれた。
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作者名：かす | 作成日時：2021年9月15日 1時
