今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:6,270 hit
小｜中｜大
�� ページ11
俺だって苦しいんだって、言い訳する。
お前がいつまでたっても苦しい思いしながら佐久間を思ってる姿をみてたことも。
そんな佐久間をようやくあきらめようとしてまた、苦しんでることも。
事故にあってケガで苦しんでることも。
全部見てんのがつらいんだよ。
苦しんでるから、まだ俺がお前を幸せにする未来があるんじゃねぇかって希望を抱いちゃうんだよ。
岩「なんで…俺に諦めさせてくれねーんだよ」
かっこ悪くも震える声が、泣いているようだ。
岩「あの日だって、他のやつだと勘違いしたわけじゃない。ほんとは…Aだってちゃんとわかってた。わかってたから抑えきれなくて…てぇだした」
「やだ…聞きたくない」
岩「本当に…ずっとお前が…Aだけが好きだ」
押し付けるような告白。
それがお前を苦しめるだけだってこともよくわかってる。
でも、もう駄目なんだよ。
お前の隣にいたい。
俺だけのものにしたい。
あの日無理やり開いたお前の体を忘れることなんてできない。
無理やりな初めてを…やり直したい。
今度はやさしく…壊れ物を扱うようにするから。
お前を優しく包むから。
だからどうか…
俺の手を取ってくれ。
何者からも…守って見せるから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Orin | 作成日時：2020年11月9日 0時
