Snow Dream 5th (ページ44)

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③ ページ44

向「いやキスシーン満載過ぎやろ…」

ドラマ放送終了後。

顔を覆ってる康二。

今回は初回からフレンチから濃厚なのまで満載なラブシーンがてんこ盛りなのである。

特にきょもと私、有村さんと紫耀くんの組み合わせの現在進行形なカップルのね。

平「正解は京本くんとでしたー！」

嬉しそうに発表する紫耀くん。

「そんな嬉しそうに発表すること？」

平「つい」

向「最後の紫耀とAちゃんのシーンはやばい！本物とみるもんやないなこれ！来週からはおうちでしっかり見るわ」

「確かにね。これほかの人と見るもんじゃないね。ラブシーンありすぎるもん。なんか照れる。」

向「にしても紫耀がうらやましいわぁ…Aちゃんの唇どやった？」

「え。本人の目の前でそれ聞く？？？」

平「…柔らかすぎて夢かと思った。」

「さらに答えちゃう？」

向「あかああああん！ほんまにずるい！俺もAちゃんの恋人役来ぉへんかなぁ！」

「明らかに康二はバラエティ班だからドラマとか程遠いのでは。」

向「これでも結構いろいろ出てんねんで？」

「ちなみに答えといて照れるのやめて？？紫耀くん？？」

平「いや、思い出しちゃった」

「記憶を消して？」

向「だんだんムカついてきた。記憶消したろか」

「急に物騒。」

平「いや、きっと何されても忘れない自信すらある」

「何の自信なの。」

向「紫耀ー！」

戯れ始める二人。

「あっちょっ巻き込まないで！」

なぜかそれに巻き込まれていく私。

逃げようともがくけど、なんか、その戯れが楽しくて。

ドラマを一緒にみるなんてちょっとだけ恥ずかしかったけどその恥ずかしさを忘れるくらい爆笑したのでした。