Snow Dream 4th (ページ45)

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送られオオカミですか？ページ45

Side Daisuke.S

「「「「「「じゃんけん！ぽん！！」」」」」」

阿佐「っしゃぁ！！」

目「マジ？」

渡「くそが！！！」

深「うっわ最悪！」

宮「…うざ」

あれから１時間くらい泣いていたAを慰め、怒りに狂ってたメンツをなだめながら飲みなおして解散。

でも、結構Aは飲んでしまっていて誰かがAを送るってことになった。

まぁ、みんなAを送っていきたいやつらばっかだから話し合いで決まるわけもなく、じゃんけんで勝った俺と阿部ちゃんが送っていくことに今決まった。

「わぁらし一人で帰れるよぉ？？」

阿「呂律回ってないじゃん。」

佐「しかも千鳥足だし、そんなんでマジで帰れるって思ってる？」

「帰れるよぉ！」

背景にお花でも咲きそうなくらいのテンションと笑顔のA。

これはもうだめだ。一人で帰らせたら命の危機を感じる。

宮「帰れないから。」

渡「お前ら！！Aに手出すなよ！！！」

阿「翔太や目黒じゃないんだから出さねぇわ」

目「え、なんで俺流れ弾くらってんすか。」

「んぅ？しょぴめめだったら私にてぇだすのぉ？」

なんていいながらAが翔太と目黒の前まで行き、顔を覗き込む。

目「……………出すわ。」

渡「…出す。」

深「出すな！！」

阿「しかも目黒結構耐えたな。」

佐「翔太ほぼ即決じゃん」

「へっへっへ…」

宮「ダメだ、A酔いすぎ。とりあえず帰ろ」

阿「どさくさ紛れに役目奪うのやめてもらっていい？」

佐「A送ってくのは俺と阿部ちゃんだから！」

阿「てことで、帰ろ。じゃぁ、また明日。」

阿部ちゃんがそういったところで俺たちは間にAをはさんで歩き出した。

深「マジで送るだけだからな！！」

俺らの背中に叫ぶふっか。

佐「わかってるよ！信用なさすぎ！」

振り返ってそういえば、不服そうな４人がこちらを見送っていた。

阿「どうする？Aこんなだしタクシー拾う？」

「んー…やだ！」

佐「え」

「やだ！ちょっと歩きたい！」

佐「いや、歩けてないお前が言う？！」

「えーでもぉ…ちょっとだけ。だめ？」

そういいながらこてん、と首傾げるA。

「こーえん！こーえん！」

すぐ近くにある公園を指さすA。

阿「かわいいけど今日はだめ。」

「りょへーとぉ、だいすけくんいたら、安全でしょぉ？いいじゃぁん」

佐「…行くか。」

阿「うす」

どうやら俺らはちょろいようだ。