Snow Dream 4th (ページ44)

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Side Tasuya.F
佐「Aにどんな過去があったって俺には関係ないよ。何があっても俺はAに触れたい。不安になったら声かけてよ、いくらでもぎゅーでも、なでなででもしてあげるからさ」

舘さまに抱かれて泣くAに、佐久間が背中側から抱き着く。

渡「お前が汚いっていうんなら、この世の女は全部汚ぇよ。」

「うっ…軽蔑されるとおもっ…てた…」

深「しねぇよ！するわけないだろ！」

阿「むしろそう思われてることにショックだわ」

「ごめっ」

目「…俺はマジでその男ぶっ殺したい。」

「め、め…」

俺と舘様の腕の中から抜けて、Aは目黒のほうへと歩いていく。

「あり、がと…ありがとう…私のために、怒ってくれて…」

その手が、目黒の手を包む。

いまだに震えてるその手を、目黒が引いてその体を包む。

目「俺らがちゃんとAのこと守るから。大丈夫だから…」

渡「…俺はぜってぇお前をやめさせたりしねぇから。SnowManは10人で1つなんだよ」

そういいながら、翔太が目黒と反対から抱き着いた。

「っ…ごめんね、ありがとう」

きっと、見えないだけで傷だらけな彼女に気づけなかった。

正直俺らはそれがものすごくショックだった。

それでも、この日すべてを打ち明けてくれたAを守るって新たに決意したんだ。

それはきっと俺だけじゃない。

きっと、次はない、といった滝沢くんだって同じだ。

その言葉はきっと、本心ではなくて。

でも、立場上、なにかほかのスキャンダルの種があるならそこで全部話を聞く気でいたんだと思う。

詳細はわからないけど…。

それでも、守れなかった後悔と、傷ついていたAに気づけなかった悔しさ。

いろんな感情がごちゃごちゃで言葉を紡ぐのさえ困難だったのかもしれない。

後で…連絡してみよう。

そして、相手がどうなっているのかも探りを入れてみようと思う。

きっと、滝沢くんが手を打って口封じに奔走してくれてるって信じてるけど。

相手がわかれば俺だって何かできることがあるかもしれないから。

…俺は、Aを守るためなら手段を択ばない。