Snow Dream 4th (ページ3)

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「おはよ❤」

といいながら覗き込むと、事態を把握した様子の目黒が頭を抱える。

ラウールは寝ぼけまなこで布団で顔半分を隠した。

目「まじか」

ラ「え。プライベート…」

「Youtubeです❤」

どっきり大成功でうれしそうな白野。

目「お前やば…。」

「このためだけに沖縄旅行を計画しました❤」

ラ「うそでしょぉ…」

「ちなみに昨日と今日の遊ぶ予定は完全プライベートなのでご安心ください」

ケラケラ笑いながらラウールの頭をなでる白野に、ラウールが抱きつく。

目「はぁ…」

大きなため息をつく目黒を見ては、さらに白野は楽し気に笑った。

「ってことで、まぁ、一瞬お蔵入りかとひやっとさせられたわけですが、無事お二人のドッキリ完了でーす♪しょっぱななんでね、ここは普通にドッキリって感じで。次から水鉄砲とか使っていきますかね。」

肩にかけている水鉄砲をカメラに映し、目黒の頬めがけて一発おみまいする。

目「つめてっ」

「ってことで次行きます！んじゃぁ、またあとでね」

ラ「え、これで終わり？！」

目「…」

びっくりラウールと、近くにあったタオルで顔を拭く目黒を尻目にさっさと部屋を出ていくA。

「いやぁ。成功でしたね。ラウが自室にいないとかびっくりでしたけど。」

【いろんな勘違いをしてましたよね？】

「いや、部屋に居なかったらもしかしたら…ねぇ？バカンスではめ外しすぎちゃってるパターンとかも…ほら。考えられるじゃないですか？」

【そんなご経験が？】

「ないよ！ないけどこれまで一応いろんな人見てきちゃってるんで…週刊誌とかね。ってこんなこと話しちゃだめじゃない？！いいのこれ？！カット？」

【しせんでした】

「とりあえず次！次は…ここたぶんひーくんのお部屋だね」

ごまかすように次の部屋へのドッキリを敢行する。

同じように部屋への潜入。

寝顔を撮影しつつ今度は静かに布団へもぐりこむ。

岩「ん…？」

もぐりこんだ時点で何かを感じ取ったのか目を覚ます岩本。

「ひーくん」

岩「A…？」

寝ぼけ眼の岩本がAを確認した瞬間。

「おはようございます❤」

と言いながら水鉄砲で顔面にお水をかける。

岩「ぶっ」

岩本が慌てて起き上がった瞬間、部屋の電気がついた。

「ドッキリでーす！」

岩「はぁ？！」

「ドッキリです」

岩「うわ…最悪」

「はい、タオル」

タオルを渡す白野に、不機嫌そうにそのタオルをとる岩本。

「…失礼しまぁ岩「待て」

「はい。」