Snow Dream 4th (ページ1)

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夏だからって… ページ1

Side Shota.W
本日もまた、猛暑。

今日は楽屋が広くて全員でひとつの楽屋を利用してるんだけど…

「あーっつい！！！」

大きな声で叫んだかと思えば、大きめのTシャツをめくりあげ、団扇で直接腹を仰ぎだしたA。

あらわになったその腹はひらひら揺れるTシャツのせいでこの前の海よりもさらになまめかしく見える。

目「…やば」

岩「お前、女なんだからそういうことやめろよ」

深「そうだぞ、お前もうちょっと恥じらいってもんを…」

「恥じらいとか入所２年目に捨てたわ。」

ラ「ってか今日はキャミ着てないの？」

「脱いだ」

そういいながら指さす方向にくたっと脱ぎ捨てられた白いキャミソール。

ってことは…だ。

「ちなみに下着は透けないから。」

渡「は？なんで」

「下着も脱いだから。」

そういえばキャミソールになんだか変なふくらみ。

…マジか。

深「お前そういうこと軽々しく口にするなよ！！！！」

真っ赤な顔で大声を上げる深澤。

いや、まじでそれ。

ラウールも顔真っ赤にしてる。

さすが純白思春期。

目「今日何色着てたの」

そういいながらキャミソールをめくろうとする目黒。

抜け目ねぇなこいつ。

「…それめくったら絶交だから。」

岩「確実にお前が言ったのがわりぃだろ」

「収録で汗めっちゃかいたんだもん！しょうがないじゃん！今日下着もってきてないし！」

ぷくっと頬を膨らませ、拗ねたように口をとがらせるA。

は。なにそれ可愛すぎんだけど？？

「なにもかも熱いのが悪いのです」

なんて急な真顔。

その温度差なんなの？

渡「…なぁ。」

「何？」

渡「とりあえずその手、とめねぇ？」

ひらひら揺れるTシャツの奥は…生…なわけで。

下手したら見えそうなそれがもう…いや。

俺だけがいるその場所で、っていうなら大歓迎だけど。

ここはライバルひしめく楽屋で。

「無理。暑いもん」

渡「アイス買ってやる」

「………ハーゲンダッツ？」

渡「クッキーアンドクリーム」

「よし、すぐ買いに行こう！！！！！！」

ぱっとテーブルに団扇を置いて立ち上がるA。

渡「…とりあえずベスト着て。」

外へ連れ出すのにTシャツ１枚は心もとない。

私服のかための生地のベストを渡して着せる。

「アイス❤アイス❤」

うれし気にリズムよく繰り返されるそれはまるで子どものようで。

俺にばぶいっていうけど、こいつのがぜってぇばぶいから。

なんて思いながらその楽屋からAを連れ出した。