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「ずっと色褪せぬように…」
その時、たくさんの皺を携えて、たくさん笑ってたくさん泣いて…
幸せだった証をこの身に刻んでいくから。
だから、必ず見守っていてね、じいじ。
「『ありがとう。』」
この歌声が、思いがどうか彼に届きますように。
ひたすらに願って歌いきると、ふと後ろに人の気配を感じて。
振り返ればSnowManのみんながいた。
岩「…A」
深「A」
阿「Aっ」
ラ「Aちゃん」
佐「A！」
目「A…」
向「Aちゃん」
宮「A。」
渡「A」
みんなだってつらいはずなのに、優しい視線を向けて優しい声で私を呼ぶ。
「っ…ひーくん、ふっか、阿部ちゃん、ラウ、さっくん、めめ、こーじ、舘さま、翔太くん」
私は走ってみんなのもとへ行き、真ん中にいたさっくんへと抱き着いた。
佐「ちゃんと、お別れできた？」
そういって私の顔を覗き込むさっくん。
「…できたよ」
顔をあげて精一杯笑う。
岩「ちゃんと、歌もジャニーさんに届いてるよ。」
深「きっと、今頃笑ってんだろうな。お前の歌、やっぱ最高だって」
２人が同時に私の頭をなでる。
セットされた髪があっという間にくしゃくしゃになるけれど、そんなことはもうどうでもよかった。
ラ「感動して泣いちゃってるかもね」
向「ありえるなぁ」
「こーじが泣いちゃってんじゃん」
涙でくしゃくしゃの康二。
私はそっと自分のそれ口でその涙をぬぐってあげる。
阿「お前ら同じような顔してるからね」
なんて阿部ちゃんはその袖口で私の頬を伝う雫をぬぐう。
宮「まだ、泣いたっていいよ。ちゃんと受け止めて、泣いて、気持ちを前にもっていこう。」
「うん…」
こくこく、とうなずいて。
そうして無理に笑おうとしていた表情は崩れていく。
涙がまだとめどなくあふれ、頬を濡らしていく。
目「A」
さっくんの腕から、今度はめめの腕の中へと引き寄せられる。
目「さみしくなったら俺の胸、いつでも貸すから言っておいで。」
渡「おっ前！こんなときまで点数稼ぎとかすんなよ！」
ばっと今度は翔太くんの腕の中。
渡「目黒の胸借りるくらいなら俺に言って来いよ」
ぎゅっと強く抱きしめられる。
見上げると、自分だってしっかり泣いたんだろうなっていう赤い鼻と潤んだ瞳があった。
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Orin(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです！書く活力になるのでもっと頑張りますね！！ (2020年3月17日 11時) (
レス) id: 02ec94d645 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最近コロナウイルス流行ってるみたいなので気を付けて更新大変だと思いますが更新頑張ってくださいね (2020年3月16日 8時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Orin | 作成日時：2020年3月15日 19時
