中間家の日常 (ページ5)

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照史side

いつもと違うモンチの接し方にびっくりするA。
ソファーに寝そべったまま泣き出してしもた。

「ともくんに嫌われたん？いつもの智くんと違う。いやや。」

その辺にあるものを手当たり次第に投げ散らかしながら癇癪を起こしてしまった。

照「A？大丈夫。大丈夫。ものは投げへんよ。もうやめよ。あっくんがギュウしたるから落ち着き。な？」

ゆっくり抱きしめて背中を撫で続けると安心したかのように眠りに落ちていった。

崇「これは話し合いやな。ともー？今日学校何時から？」

智「昼からー。何？てか落ち着いた？俺のせいよな？」

崇「まあまあ。ちょっと話しようや。照史も淳太に言うて半休貰える？」

淳「おわったわ。泣き叫んでたんやけど大丈夫なんか？」

崇「ちょうどいいとこに。智洋と色々あってな。話し合いしたいなあ思って。智洋昼から学校みたいやし。照史も半休貰えるか淳太に相談しようと思って。」

淳「まあ今日は午前中だけならいけるで。俺も午前休取るわ。連絡してくる。」

崇「ホンマに淳太は仕事が早いなぁ。てかあいつらもう学校と仕事いった？」

智「さっきな。癇癪起こしてるからってそっと出ていつたわ。」

しばらくして帰ってきた淳太を混じえて4人で話し合い。

ここはカウンセラーの崇裕に任せますか。

崇「まず智。Aのこと心配していっつも声掛けてくれてありがとな。兄ちゃん嬉しいわ。でもなまだ病院には連れていけてないんよ。だから病名もわからへん。どう接してあげるのがいいのかも誰もわからへんねん。智洋なりに色々悩んでる部分あると思う。悩ませてすまんな。でもな今何もわからん状態で態度変えてしまうのはあの子を余計混乱させてしまうだけなんやと思うねん。辛いと思うし苦しいやろうし腹立つことあると思うけどもう少し我慢していつも通りに接してあげて欲しい。俺らは1日も早く病院連れて行くから。今智洋はどう思って接してくれてる？なんで態度変えたん？怒ってるわけやなくて気持ちを聞きたくて。」

智「なんか。正直に言うたら怒られるかも知れんけど。ちょっと呆れたというか悔しかった。どんなに心配してもしてまうもんはしてまうんやろうし。構いすぎるからかまって欲しくてするのもあるんかなって。俺もどうしていいかわからん」

崇「そうなんやなあ。話してくれてありがとうな。かまって欲しくてしてしまう部分もひょっとしたらあるんかもしれへんなぁ。照史と淳太は見ててどう思う？」