中間家の日常 (ページ11)

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照「もちろんです。智こっち来れる？」

智「俺も聞く。」

照「Aはどこ座る？」

「あっくんのお膝。」

照「わかった。おいで。その前に上二人にもLINEしとくわ。」
【中略】

牧「Aちゃん１回先生のおる病院来てみてくれへんかな？あかんかな？」

「あっくんと淳兄とたか兄と大兄とともくんとりゅうとのんちゃんも。」

照「みんな一緒やったら行ける？ほな近いうちに休み合わせようか。それでもいいですか？」

牧「もちろんだよ。土日でも構わないから遠慮しないで。」

照「ありがとうございます、」

牧「もうすぐお兄さんたちも帰ってくる頃かな？」

照「もう帰ってくると思うんやけど。お兄たちにも話してもらえるんですか？」

牧「もちろんです。待たせてもらっていい？」

照「はい。」

それから30分程して帰ってきた兄ふたり。

照「淳兄たか兄牧野先生。」

淳「長いこと待たせてすみません。妹がお世話になります。」

まず先に一連の流れを牧野先生が説明してくれた。

その後これからのことについて教えてくれることに。

牧「まず、今は学校行くのは二の次でいいです。行きたくなかったら何も言わず休ませてあげてください。そして誰かひとりは見守りできる体制を整えてあげてください。詳しい対応は受診してから考えましょう。リスカも本当は無理やりにでも止めたいんですがそれは受診してからで。基本刃物は隠してください。どうしてもしたいって言う時はとことん話し合って向き合ってあげてください。刃物がないとわかると食器割ったりガラス割ってすることもあります。気をつけてください。もししてしまっても今まで通りでいてあげてください。それが今できる最善策です。とにかく1人になる時間を極力減らして様子を見ていきましょう。」

俺らはしっかり牧野先生の言葉に耳を傾けた。

俺ら3人が協力してしっかりして行かんとあかんから。

牧野先生が帰ったあとも俺らはひたすら話し合いを重ねた。

守ってやれるのは俺らしかおらんのやからな。

弟組にも話しとかなあかんな。

照「淳兄。次の土日3人とも休める？病院連れて行ってもええ？」

淳「はよ行った方がええもんな。休みにするわ。後は大毅やな。学生組は照史まかせていい？」

照「あいよー」

よし学生組集めよかな。

照「りゅー、もんちー、のぞむー集まって」

みんなに声をかければすぐ集まってくる。

そして今日の騒ぎはなんだったのか知りたいのかいっせいに喋り出すみんな。